C20 内燃車
1960年に2両製作された貨物気動車です。閑散線区の貨物輸送合理化が目的と言われています。しかし、輸送量が小さい線区で貨物(荷物)を扱うならキハニのような車両を使えばよいし、車扱い貨物だとしても1~2両なら旅客気動車に牽引させればよいだけの話です。…
写真1 関東鉄道キハ900形と国鉄キハ35 関東鉄道キハ900形と国鉄キハ35の側面写真を並べてみました。いずれも3扉で、車内はロングシート、屋根上にはグローブ形通風器があり、典型的な通勤形車両です。さらに、車体幅2800mm(うるさいこと言うと台枠寸法)、車…
今回は放送用ジャンパ連結器に関して、鉄道博物館保存のキハ11 25をネタに書きます。 写真1 後位 写真2 ジャンパ栓受 写真2は、写真1の右下を拡大したものです。ジャンパ栓受が3つあり、下記のような用途となっています。いずれもすべての芯を使用しており、…
前回は「3軸台車内における3軸間の相対的な動き」に関して説明しました。ところがこの3軸台車、さらに「全体が回転動作可能」なのです。 1枚目の写真はすでにご覧いただいたものですが、台車の枕ばね間をリンクが結んでいることに留意ください。 2枚目の写真…
数10年前に某所で許可を得て撮影させていただいたものです。 電気検測試験車であるためパンタグラフを搭載しています(なんと3つも!)…が、気動車です。 車体に関しては大きく変わっていないので、キハ07から改造したことがすぐわかると思います。ちなみに台…
現在は貨物線専業の鉄道ですが、昔は旅客営業していました。といっても、旅客営業用の車両は気動車が2両だけ。今回紹介するのはこの鉄道オリジナルの気動車キハ202です。 ご覧の通り、すべてにおいて最低限といった感じの設計です。切妻で貫通扉無し。主幹制…
181系の運転台は従来の気動車と大きく異なっています。そのため、主幹制御器はどちらへ操作すると高ノッチ側か、またブレーキ弁はどちらへ操作するとブレーキ側か、わかりませんでした。これも、説明書(構造解説書)を参照したらすぐに判明しました。 ◇ ◇ ◇ …
以前、キハ202をご紹介したことがありますが、今回はもう1両の気動車であるキハ301(形式キハ300)です。 【岩手開発鉄道キハ202】https://me38a.hatenablog.com/entry/2018/11/18/125400 写真1 外観 もともとは夕張鉄道が1952年(昭和27年)に2両製造したキハ20…
写真1 DT19 写真2 台車中央部拡大 10系気動車は1950年代前半に製造されましたが、動台車がDT19(写真1参照)、付随台車がTR49です。外観はほとんど同じです。いずれも、液体式の試作車であるキハ44500形から採用された標準動台車です。構造の簡略化と保守の容…
またまた昔の話ですが、日本国有鉄道に「35系気動車」と呼ばれる車両たちが存在しました。10系気動車と同じく通称で、「キハ30系」「キハ35系」などと称することもあるようです。まあ、どれでもよいですね。10系気動車と異なり「ロがつく車両」は存在しなか…
鉄道車両(いわゆる電車など)はごくおおざっぱに、台枠(人体に例えれば骨のようなもの)の上に車体(肉のようなもの)を構築し、台枠の下には各種の制御装置など(臓器のようなもの)をぶら下げている…と言えます。鉄道車両は一般的に20~40年前後使用されることが…
「電鉄会社に気動車?」と思われるかもしれませんが、小田急の他にも名鉄、南海、東武、東急など、電鉄会社と思われている会社でも結構気動車が走っていました。(もちろんそれぞれ理由がありました。) 小田急の場合は、当時非電化だった御殿場線乗入れのため…
一般的に気動車というと動力源はディーゼルエンジン(機関)ですが、この車両の場合はガスタービンエンジン(の中の、ターボシャフトエンジン)を動力源としており、1972年に試作されました。 試運転していた当時のテレビニュースの記憶がありますが、「なかなか…
写真1 表紙 キワ90とは国鉄が試作した貨物ディーゼル動車です。2軸のかわいらしい車両なので、今でも鉄道模型界では人気があるようです。私自身はキワ90を見たことはないのですが、改造後の姿であるヤ390を撮影しに行っています。そこで時間をさかのぼってヤ…
1.はじめに 鉄道車両の構造・性能などに関して調査する場合、重要な資料となるのが諸元表です。人体に例えれば体の各部の寸法や身体機能を記したようなものです。しかし諸元表は人間が記したものゆえ、誤りが入り込んでいる可能性は否定し切れません。だから…
東武鉄道は電化された鉄道ですが、1980年代までは非電化路線がありました。そこで働いていたのは3両のキハ2000でした。 東武の気動車 さて、キハ2000は鹿島鉄道キハ430の兄ですが、屋根上を見ると結構差異があります。 写真1 鹿島鉄道キハ430 写真2 東武鉄道…
いきなり出したのは、国鉄一般形ディーゼル動車のジャンパ連結器に制御引通し線がどのように割り振られているかを示したものです。一般形ディーゼル動車はこのように統一されていたので、キハ17(1950年代生まれ)、キハ58(1960年代生まれ)、キハ47(1970年代生…
写真1 ピストン利用の灰皿 専門としている方は別として、趣味人が鉄道車両用ディーゼル機関のピストンを見ることはなかなかできないと思います。ところが昔々、某非電化私鉄に乗りに出かけたら、ある駅に写真1のようなものがありました。なんと、ピストン利…
キハ760形は1957年に雄別鉄道のキハ49200形として登場しましたが、その5年後、同鉄道に気動車が2両増備されました。形式はキハ100形。キハ49200形がすでに3両あったので、4両目と5両目という意味でキハ104とキハ105となりました。 この鉄道は1970年に廃止と…
前回の続きです。 国鉄35系気動車は外吊り扉という構造を採用しましたが、その結果いろいろと波及しました。 1.有効開口幅1200mm 写真1 扉下部 写真2 扉下部 踏段部は第1縮小車両限界により幅2850mmに制限されています。これを突破しないようにするため扉の…
【名鉄の気動車】 https://me38a.hatenablog.com/entry/2018/11/18/113931 ↑1965年に登場した車両は8000形~8150形の4形式6両でした。前回の投稿記載の通り、同時期の国鉄車両より小さいにもかかわらず、「勾配に対処し、冷房装置も搭載しなければならない」…
正しくは東横(東京横浜電鉄)の気動車ですが、現在の東急東横線なので、まあ東急でいいでしょう。 「車両費並びに変電所増備による建設費の節約」を目的として1936年にキハ1形として8両製造されています。しかし成績は良くなかったようで、1938年から1940年に…
今回は3軸台車に関してです。1枚目の写真をご覧になるとわかる通り、2軸台車よりさらに複雑です。 減速機自体に上下方向の荷重を負担させるという基本的な考え方は2軸台車と同様なのですが、3軸台車の台車枠は第2減速機の真上で前後に分かれています。ちなみ…
今回は、3軸台車内における3軸間の相対的な動きに関して説明します。 1枚目の写真に示したように、第1減速機と第2減速機、第2減速機と第3減速機は、リンクで結ばれています。このリンクはハの字形をしているため、第1、第3減速機は進行方向に対して左右方向…
ちょっと調べてみたら、DD51の1号機を製造したのは日立ということがわかりました。それでは…ということで同社の日立評論(技術広報誌)を検索してみたら、1963年4月号「DD51形液体式ディーゼル機関車」という記事が出てきました。 読んでいておもしろいと思っ…
気動車ですが、キハではありません。ケハです。燃料が軽油なので「ケ」だと聞いたことがあります。 1枚目の写真は6年ほど前に撮影したものです。YAHOO!地図の航空写真を見たら、まだ同じ場所に鎮座しているようです。 2~5枚目の写真は、現役で活躍していた…
181系気動車が電磁自動空気ブレーキであることは鉄道雑誌にも掲載されています。で、「従来の気動車と同様、ブレーキ弁に電気接点が内蔵されているんだろう」程度に思っていました。ちなみに従来形気動車用ME23Bブレーキ弁には「常用ブレーキ」「非常ブレー…
181系のDW4C変速機は「充排油式コンバータ+直結爪クラッチ」という方式です。起動時はコンバータに充油することにより「変速」となります。速度が高くなると入力軸と出力軸を爪クラッチで結合させ「直結」となると同時にコンバータは排油します。 ところで…
同和鉱業には、小坂鉄道(秋田県)と片上鉄道(岡山県)がありました。遠く離れていますが、採掘したものを運搬するという点で共通しています。旅客輸送もしていたので、いずれの鉄道もディーゼル動車を所有していました。 写真1 キハ801 写真1は片上鉄道のキハ8…
東武鉄道キハ2000と鹿島鉄道キハ430(加越能鉄道キハ120として新製)は兄弟でしたが、窓の構造が独特でした。 写真1 東武鉄道キハ2000 写真2 東武鉄道キハ2000 写真3 鹿島鉄道キハ430 写真4 鹿島鉄道キハ430 新製当初、いずれの車両も上部がHゴムによるガラス…