2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

展示品「空調室外機 排気筒」

写真1 ロケット上部 写真2 ロケット下部 某博物館には、ウルトラマンやウルトラセブンのような色のロケット(写真1および写真2)が展示されています。これを見ていて、あるところが気になりました。 写真3 排気筒の切欠き 写真4 排気筒の切欠き 「切欠き」です…

関東鉄道キハ900形と異なり国鉄キハ35系は外づり扉となってしまった理由

写真1 関東鉄道キハ900形と国鉄キハ35 関東鉄道キハ900形と国鉄キハ35の側面写真を並べてみました。いずれも3扉で、車内はロングシート、屋根上にはグローブ形通風器があり、典型的な通勤形車両です。さらに、車体幅2800mm(うるさいこと言うと台枠寸法)、車…

筑波鉄道キハ504形の進歩的台車NA302

写真1 キハ504のNA302台車 写真2 キハ702のNA4D台車 写真3 キハ503のNA6台車 写真4 国鉄スハフ12 16のTR217台車 写真1は筑波鉄道キハ504形のNA302台車です。キハ700形のNA4D台車(写真2)は台車枠が鋳鋼製でしたが、キハ504形のNA302台車はキハ500形のNA6台車(…

幌でつながなかったからこそ床面高さを下げられたというお話

貫通扉がある車両どうしは幌で結ぶのが当たり前…と思われるかもしれませんが、そうとは限りません。 写真1 連結部 写真1は、今から40年ほど前、筑波鉄道で撮影した写真です。左はキハ510形キハ511、右はキハ504形キハ505です。 いずれの車両にも貫通扉はあり…

ディーゼル機関のなかなか見られない部位

写真1 ピストン利用の灰皿 専門としている方は別として、趣味人が鉄道車両用ディーゼル機関のピストンを見ることはなかなかできないと思います。ところが昔々、某非電化私鉄に乗りに出かけたら、ある駅に写真1のようなものがありました。なんと、ピストン利…

文京区と台東区の境目(期間限定)

世の中には「期間限定」と称するものがたくさんありますが、境目にも期間限定版があります。 写真1 旧岩崎邸(休館以前に撮影) 写真2 切通坂に面した正門 写真1は台東区にある旧岩崎邸です。この西側には国立近現代建築資料館があります。旧岩崎邸の庭園側か…

日車製の気動車キハ500形

タイトルの気動車に関する本がもうじき発売になりますが、今回の記事はその一部を抜粋したものです。 写真1 主要寸法 写真1は、関東鉄道キハ500形キハ502の主要寸法を示したものです。車体は一見前後対称のようですが、排気管が通っている部位は窓の間隔が77…

関東鉄道キハ700形のNA4D台車は東武鉄道5700系のFS106台車と異なりゲルリッツ式ではないというお話

写真1 関東鉄道キハ700形 写真2 関東鉄道キハ703形 写真3 NA4D台車 写真1は関東鉄道キハ700形です。先輩となるキハ703形(写真2)と共にNA4D台車(写真3)を履いています。これに関しては下記の記事でも触れました。 NA4系台車の特徴は、軸箱支持装置(軸箱を台車…

関東鉄道キハ700形雨どいの謎

昔、関東鉄道にキハ700形というディーゼル動車がいました。1957年に日本車輌製造の東京支店で常総筑波鉄道キハ48000形としてキハ48001とキハ48002の2両が新製されました。その後、総括制御化、ブレーキ装置DA化、キハ700形へ改番、ロングシート化、3扉、踏段…