B00 駅・路線・制度

2023年11月3日 関東鉄道 常総線110周年記念 水海道車両基地公開に関連して

図1 路線開業年と会社変遷 図2 路線概略 今年開業110周年となる関東鉄道ですが、路線開業年および会社の変遷は図1の通りです。今年は常総鉄道開業から数えて110年ということになります。 さて、図1および図2に示した4つの鉄道が合併して1965年に関東鉄道にな…

【渋谷駅】情報の出し方によって誤解を招きかねない事例

写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6 写真7 写真8 写真1~8は渋谷駅の最近の姿です。もちろんすべて本当の状態ですが、廃墟的な雰囲気のある写真ばかり集めてあります。これらの写真だけを見ると「渋谷駅は廃墟と化しているのか…」と判断してしまうかもしれ…

池袋駅40番出口の謎…その後

何だか大げさなタイトルですが、謎がきれいに解けたという話ではありません。まず4年前の40番出口に関する記事です。↓ 写真1 最近の40番出口 写真1は4年少々経過した最近の状況ですが、つまづきそうになる「細長い三角形の段差」はそのままです。 変わってい…

解体がかなり進んだ東急百貨店東横店

写真1 東横店解体風景 写真2 東横店解体風景 写真3 東横店解体風景 写真4 東横店解体風景 写真1~4は同じ場所を大きく撮ったり小さく撮ったりしたものです。数多くの人々が歩く道の脇でむき出しのまま解体されていく様子がたまりません。この地下ではお店が…

京浜蒲田駅

写真を整理していたら、1984年に撮影した写真が出てきました。 ところで、表題を見て「間違っている。京急蒲田駅が正しい。」と思った方も多いことでしょう。しかし京急蒲田駅になったのは1987年で、それ以前は京浜蒲田駅と称していたのです。 写真1 京浜蒲…

京都府と大阪府の境目の山崎駅とデイリーヤマザキに関するお話

都と県の境目は都県境と称します。では府と府の境目は府府境かというとそうではなく、府境と称するようです。県と県の境目が県境と称するのと同じことです。 写真1 山崎駅の府境標識 東海道本線の山崎駅は京都府と大阪府にまたがっており、府境には写真1のよ…

東横線渋谷駅付近10年間の変化に関するペーパーバック

ペーパーバック第2弾ということで『渋谷 街風景 1』をamazonで発売しました。今回は誌面を「裁ち落とし」「AB判(幅210mm×高さ257mm)」としてみました。第1弾『関東鉄道グループのキハたち 1』の「裁ち落としなし」「B6判(幅128mm×高さ182mm)」と比べてずいぶ…

10年ほど前の渋谷駅付近 東横線地上駅とその跡

今回は、東横線渋谷駅とその跡を東から見た状態です。 写真1 2012年12月 東横線電車が発着していた高架線の渋谷駅です。 写真2 2013年8月 東横線が地下にもぐって半年近く経ちました。解体中ですが、まだ屋根が残っていました。 写真3 2014年8月 写真4 2014…

渋谷駅を上下方向に貫く橋脚の位置は変わっていないというお話

写真1 渋谷駅埼京線プラットホーム 写真1の正面に「指定席券売機」と記された紙が貼られた太い柱があります。今まで意識していなかったのですが、これは直上を走る首都高速道路の橋脚です。 左側に見えるのが埼京線の大宮方面行電車で、橋脚の「右側」が大崎…

10年ほど前の渋谷駅付近 東横線地上駅西側(その2)

前回と同じく東横線渋谷駅の西側(JRの駅との間)ですが、今回は南方を見た状態です。 写真1 2012年12月 左側は、東横線のまだ現役だった高架線の渋谷駅です。 写真2 2014年1月 解体撤去中の高架線です。 写真3 2014年12月 かなりさっぱりしてきました。 写真4…

10年ほど前の渋谷駅付近 東横線地上駅西側

今回は東横線渋谷駅の西側です。JRの駅との間から見た状態で、写真奥の方が北です。 写真1 2012年12月 高架線の上に電車が見えます。東横線渋谷駅の南端です。JRの線路との間に挟まれた薄暗い感じの場所で、あまり感じの良い場所ではありませんでした。落書…

10年ほど前の渋谷駅付近 東横線31-32番橋脚跡

今回は渋谷駅から250mほど南東、つまり金王橋の少し南側に関してです。 写真1 2013年1月 写真1は、まだ東横線の電車が高架線を走っていた頃です。手前が渋谷駅の方向になります。 写真2 2016年2月 東横線は2013年3月に地下化され、このあたりの高架線は解体…

10年ほど前の渋谷駅付近 金王橋から見た渋谷川(渋谷駅方面)

今回は渋谷駅から200mほど南東の金王橋から見た渋谷川です。 写真1 2012年12月 写真1は、まだ東横線の電車が高架線を走っていた頃です。東横線は写真の枠外、左側を走っています。渋谷川の奥には、東横線渋谷駅の「かまぼこ屋根」が見えます。ビルの谷間の暗…

10年ほど前の渋谷駅付近 金王橋

今回は渋谷駅から200mほど南東の金王橋に関してです。 写真1 2012年12月 まだ東横線が高架橋を走っていた頃、その下から見た金王橋です。渋谷川にかかるこの橋は狭く、歩行者や自転車しか通行できませんでした。 写真2 2014年6月 この頃になると高架橋は撤去…

10年ほど前の渋谷駅付近 渋谷川

渋谷駅付近…今回は渋谷駅から300mほど南東の渋谷川です。 写真1 2012年12月 写真1は、まだ東横線の電車が高架線を走っていた頃です。暗い雰囲気でした。 写真2 2014年12月 2013年3月に東横線は地下にもぐり、高架橋の撤去工事が始まりました。高架橋がなくな…

10年ほど前の渋谷駅付近 明治通の歩道橋から

渋谷駅付近の東急東横線が地下にもぐってから、そろそろ10年になります。駅の跡地はビルになり、南方の線路跡は遊歩道になりました。10年ほど前、このあたりがどのような風景だったか、記事にしていきます。 今回は渋谷駅から300mほど南東にある、明治通の歩…

雨の日、池袋寄りは傘が必要だった東京メトロ四ツ谷駅

雨… 写真1 2011年12月 写真2 2011年12月 写真3 2019年9月 写真4 2020年2月 昔(写真1と写真2)、東京メトロ四ツ谷駅の池袋寄りは、雨の日に傘が必要でした。そのうち写真3と写真4のように工事されて、屋根が取付けられました。 写真5 2015年8月 写真6 2015年8…

博物館動物園駅

上野公園の一角にこの駅はあります。すでに廃止されているので「駅の跡」と称する方が正しいのかもしれませんが、建物は残っています。 1933年(昭和8年)12月10日 開業1997年(平成9年)4月1日 営業休止2004年(平成16年)4月1日 廃止 写真1 2011年3月撮影 写真1…

池袋駅21番出口の謎

1.はじめに 50か所ほどある池袋駅出口ですが、中にはその経緯がよくわからないものもあります。それが今回取上げる21番出口です。 2.そもそも21番出口はどこにあるか 池袋駅とその周辺には案内地図が数多く設置され、そこには出口の番号が記されています。し…

続・渋谷駅「昔と今」

前回↑に続き、渋谷駅およびその周辺の「最近の昔」を簡単にふり返ってみます。 写真1 南館1階(2017年12月) 写真2 南館1階(現在) ここは比較的対比しやすいと思います。写真1 右側に見える三菱UFJ銀行の看板取付跡が現在(写真2)でもよくわかります。東急百貨…

渋谷駅「昔と今」

渋谷駅およびその周辺は長いこと工事中です。東急百貨店西館はほぼ姿を消しました。工事はまだまだ続きますが、駅付近にあった戦前からの建物が無くなってひとつの区切りがついたような気がするので、ごく簡単に「昔と今」を対比してみたいと思います。「昔…

池袋駅16番出口の謎

1.はじめに 池袋駅には50か所程度の出口があります。そのほとんどには番号が表示され、パッと見て何番出口かわかるようになっています。しかし例外はつきもので、今回取上げる16番出口はパッと見てもわからない点が特徴です。 2. 16番出口はどこにあるか 池…

田端のC

写真1 田端のC 写真2 田端のC(拡大) ある日、田端駅で電車を待っていたら、視野に妙なものが入って来ました。Cです。写真2は拡大したものですが、やはりCです。視力検査の際に用いる「ランドルト環」そっくりです。プラットホーム上で視力検査するためでしょ…

水戸線が水戸まで行っていない理由と常磐線が友部で大きく曲がる理由と那珂川貨物駅

常磐線の下り列車に乗って友部に近づくと、速度をぐっと落として右に曲がります。左手からは単線の水戸線がまっすぐ近づいてきて、並んで友部駅に入って行きます。しかし、複線で本線格である常磐線の方が支線的な水戸線に合流していくような感じなのはなぜ…

JR総武快速線馬喰町駅の古い駅名標がなくなったというお話

JR総武快速線の馬喰町は地下駅です。 写真1 駅風景 写真1は馬喰町駅の風景です。立坑とトンネルの接続部になりますが、東京メトロなどのいわゆる地下鉄トンネルと比べるとかなり寸法的に余裕があります。 壁の化粧板を外して何やら工事をしているようです。 …

この免振エキスパンションジョイントは問題ないのだろうか…と思ってしまったお話

免震構造の建物は、地盤(基礎)と建物の間に積層ゴムなどの弾性体を入れてあります。そのため、地震により地盤が水平方向にガタガタと揺れても建物はゆっくりと動き、建物の損傷を防ぐと同時に内部にいる人たちのケガなどを防止します。 地盤と建物の間に弾性…

遺跡の中の飯田橋駅

写真1 プラットホーム跡の長~い通路 JRの飯田橋駅は転落事故防止のためにプラットホームを西の方に移設しましたが、昔のプラットホームはそのまま通路として残っています。もちろんここから電車には乗れません。事故防止のため、柵が設けられて長~い長~い…

渋谷駅西側脱皮中

渋谷駅およびその周辺は長いこと大改造中です。地上を見ている限り、山手線と埼京線(山手貨物線)、これを跨ぐ地下鉄銀座線と車庫に行く線…これらの骨格は昔から変わっていませんが、細かく見ると線路はちょこちょこ動いてプラットホームも動いて、それ以上に…

床の矢印

写真1 床の矢印 ある駅の乗換通路に記された「床の矢印」です。「こちらへ進みなさい」という意味だとは思うのですが、ひとつひとつの指す方向が異なり、どちらに進んでほしいのか今ひとつよくわかりません。そもそも、矢印がびっしりと並んでいて不気味でさ…

「▲地上」…存在の意味が薄い駅出口案内

多くの場合、地下から地上の風景は見えません。したがって、地下駅の出口案内は重要です。「多くの場合」と断ったのは、例えば六本木一丁目駅のように出口付近を広く掘り下げて太陽光を取り入れ、外部の状況もよく見えるようにしてある駅があるからです。 写…