玉ねぎ水栽培

台所に玉ねぎがありました。よく見ると、比較的長期間お昼寝している玉ねぎから根が少し出ていました。ふと、「玉ねぎを水栽培したらどうなるのだろう?」と思って実行してみました。 ガラス容器に水だけ入れて、玉ねぎの根の先端が水に触れるようにしておき…

ようやく完了の見込みが立った『関東鉄道グループの気動車』シリーズ(今回はキハ520)

↑近日発売予定です。 昔撮影した写真がお蔵入りにならないように、と思って始めた書籍の出版…。第1弾として関東鉄道グループ気動車に関する電子書籍(一部ペーパーバック)をまとめていました。 そして…今回発行予定の3冊を以てようやく完了の見込みが立ちまし…

電柱の「汽車」

鉄道に興味があるので鉄道に関する単語や漢字はよく使いますが、「汽車」という単語はほとんど使うことがありません。 写真1 電柱 写真2 汽車の文字 ある日、ある所を歩いていたら、電柱がありました(写真1)。別に電柱そのものは珍しくないのですが、そこに…

100年以上前に発行された本が簡単に入手できるというお話

すでにご存じの方々にとっては「何をいまさら…」というお話だと思いますが、恥ずかしながら私は今年に入ってから初めてその存在を知りました。 ↑ ロンドンに本拠地を置く出版社で、その名の通り、忘れ去られたような古い本が120万種類ほど集められていて、PD…

消えた桃乳舎と消えつつある近くの建物… (;_;)

日本橋小網町にあった桃乳舎ですが、解体が終わっていました。近くの建物もいよいよ解体されるようです。 写真1 桃乳舎(2018年8月) 写真2 桃乳舎(2018年8月) 写真1と写真2は、元気だったころの桃乳舎です。とても魅力的な外観でした。 写真3 桃乳舎跡(2023年…

鉄道車両における「改造」って何なのだろうか…と思った話

鉄道車両(いわゆる電車など)はごくおおざっぱに、台枠(人体に例えれば骨のようなもの)の上に車体(肉のようなもの)を構築し、台枠の下には各種の制御装置など(臓器のようなもの)をぶら下げている…と言えます。鉄道車両は一般的に20~40年前後使用されることが…

地球を二分する東経140度の線

「東経140度」を売りにしている市があることを知りました。東経140度とは「東経が140度より小さい地域」と「東経が140°より大きい地域」の境目です。「これはすごい! 地球を二分する線なのか!」と感動しながら現地に行ってみました。調査方向としては、南…

手帳2024年版発売

手帳2024年版を発売しました。 写真1 表紙 写真2 裏表紙 2023年版における問題点のうち、改善可能な点(幅だけですが)は変更しました。アマゾンペーパーバックでは独自の判型も許容されていることがわかったので、幅に関して最小寸法101.6mm(4インチ)まで小さ…

2023年11月3日 関東鉄道 常総線110周年記念 水海道車両基地公開に関連して

図1 路線開業年と会社変遷 図2 路線概略 今年開業110周年となる関東鉄道ですが、路線開業年および会社の変遷は図1の通りです。今年は常総鉄道開業から数えて110年ということになります。 さて、図1および図2に示した4つの鉄道が合併して1965年に関東鉄道にな…

進む方向によって長さが変わる坂道

写真1 高低差! 写真2 長い坂道! ある日、所用によりある場所を歩いていました。ある地点を通り過ぎつつ何気なく脇を見たら、写真1のような光景が目に飛び込んできました。もちろん進路変更です。 写真1に移っている約3.2段の階段を上って体を右に90°回した…

手帳を作成してアマゾンで発売してみたというお話

1.動機 近頃はスマホで日程管理をする人が大半のような気がします。それでも手帳で日程管理する人は相変わらず多いようで、本屋や文房具屋では様々な手帳が売られています。私も手帳派で、「罫線に関係なく好きなように書ける」「記念スタンプなどを押せる」…

国鉄35系気動車の外吊り扉

前回の続きです。 国鉄35系気動車は外吊り扉という構造を採用しましたが、その結果いろいろと波及しました。 1.有効開口幅1200mm 写真1 扉下部 写真2 扉下部 踏段部は第1縮小車両限界により幅2850mmに制限されています。これを突破しないようにするため扉の…

国鉄35系気動車登場の背景と外吊り扉になった理由

またまた昔の話ですが、日本国有鉄道に「35系気動車」と呼ばれる車両たちが存在しました。10系気動車と同じく通称で、「キハ30系」「キハ35系」などと称することもあるようです。まあ、どれでもよいですね。10系気動車と異なり「ロがつく車両」は存在しなか…

国鉄10系気動車の台車と乗り心地

写真1 DT19 写真2 台車中央部拡大 10系気動車は1950年代前半に製造されましたが、動台車がDT19(写真1参照)、付随台車がTR49です。外観はほとんど同じです。いずれも、液体式の試作車であるキハ44500形から採用された標準動台車です。構造の簡略化と保守の容…

国鉄10系気動車登場前夜

元国鉄キハ10形 昔、日本国有鉄道に「10系気動車」と呼ばれる車両たちが存在しました。もちろんこれは通称で、正式に「系」という表現が用いられたわけではありません。鉄道好きの人たちが、キハ17形、キハ10形などの一群をこのように称していたわけです。「…

【渋谷駅】情報の出し方によって誤解を招きかねない事例

写真1 写真2 写真3 写真4 写真5 写真6 写真7 写真8 写真1~8は渋谷駅の最近の姿です。もちろんすべて本当の状態ですが、廃墟的な雰囲気のある写真ばかり集めてあります。これらの写真だけを見ると「渋谷駅は廃墟と化しているのか…」と判断してしまうかもしれ…

池袋駅40番出口の謎…その後

何だか大げさなタイトルですが、謎がきれいに解けたという話ではありません。まず4年前の40番出口に関する記事です。↓ 写真1 最近の40番出口 写真1は4年少々経過した最近の状況ですが、つまづきそうになる「細長い三角形の段差」はそのままです。 変わってい…

谷間の風景

写真1 左手の階段 写真2 右手の階段 東京大仏の近くにある「谷」をちょっと遡ってみました。写真1は左手に見える階段、写真2は同じ地点から右手に見える階段です。左右両側に階段が見えると「私はいま谷にいるのだ」と強く意識させられます。 写真3 道路で断…

日比谷線の真上であり、区境でもある地点

毎回、世の中大半の方が気にもしないようなことばかり記事にしていますが、今回も同様の記事です。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」の写真データを著者が編集・加工したものです。 写真1 空中写真(2019年) 写真1は…

羽田空港吉野家前の境目

羽田空港には各種のお店がありますが、みなさんご存知の通り、いわゆる街中よりもお値段は高めです。空港会社から場所を借りるための費用が高いとか、人が多く集まるから高めでも売れるとか、いろいろ商売上の理由があるのだろうと思います。 さて、吉野家と…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ813形…トマソン的物件を有する車両

怪盗ルパンシリーズに『813の謎』という物語がありました(今もあると思います)。話の中身はよく覚えていませんが、犯人に殺された人がどこかに「813」と書き残していて、それが事件を解決する重要な鍵だった…というようなお話です。 …で、その物語とは全く関…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ810形(その3)…屋根上排気口から雨水が入るとどうなるか

北海道の雄別鉄道キハ49200形(→関東鉄道キハ760形)は床下排気でした。雄別鉄道においてこの改良増備形という位置づけだったキハ100形(→関東鉄道キハ810形)は当時の国鉄気動車と同様、屋根上排気に変更されました。 写真1 外観 写真2 外観 まず写真1と写真2は…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ810形(その2)

今回はキハ810形の便所跡に関してです。 雄別鉄道キハ100形時代は国鉄キハ22形と同様、便所がありました。蒸気機関車によって運転されていた時代より大幅に所要時間が短くなったといっても全線所要時間は1時間を少し超えていましたから、やはり必要というこ…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ810形(その1)

キハ760形は1957年に雄別鉄道のキハ49200形として登場しましたが、その5年後、同鉄道に気動車が2両増備されました。形式はキハ100形。キハ49200形がすでに3両あったので、4両目と5両目という意味でキハ104とキハ105となりました。 この鉄道は1970年に廃止と…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その3)

よくよく見ると理由のわからない構造ってあるものです。 写真1 キハ761の燃料タンク覆い 写真2 キハ763の燃料タンク覆い 写真1と写真2、いずれにもU字形のものが写っていますが、これは燃料タンクの覆いです。下部が斜めに削られていますが、雄別鉄道時代こ…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その2)

同時に新製された車両であっても長い間には改造などにより差異が生じてくるものです。雄別鉄道キハ49200形だった関東鉄道キハ760形もこの例にもれず、あちこち差異が生じていました。 写真1 キハ761(元空気溜はひとつ) 写真2 キハ762(元空気溜はふたつ) 写真…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その1)

北海道にはたくさんの炭鉱があり、貨物や人を運ぶための鉄道が走っていました。しかし1970年前後に次々に閉山され、そこで働いていた車両たちも仕事を失いました。これに目を付けたのが内地の非電化私鉄で、失業状態にあった気動車を次々に買い求めました。…

【港区と渋谷区の境目】笄川跡

今回の境目は堀田坂の下、笄川の跡にに関してです。ここも道路が区境であることはわかっているのですが、道路の真ん中か、それともどちらかに寄っているのかを現地で確認してみました。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービ…

【港区と渋谷区の境目】堀田坂

今回の境目は日赤医療センター北方から東に進んだ堀田坂に関してです。ここも道路が区境であることはわかっているのですが、道路の真ん中か、それともどちらかに寄っているのかを現地で確認してみたという次第です。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理…

【港区と渋谷区の境目】日赤医療センターの北

今回の境目は日赤医療センターの北の方に関してです。道路が区境であることはわかっているのですが、道路の真ん中か、それともどちらかに寄っているのかを現地で確認してみました。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」…