2022-01-01から1年間の記事一覧
手袋が片方だけ落ちている…というのはよく見かける風景です。 写真1 道路のポールに取付けられた手袋 写真1は、ある交差点です。片手袋を拾った人が親切にポールの頭に取付けたのでしょう。持ち主が毎日のようにここを通るのであれば、この片手袋はすぐに持…
今回は渋谷駅から200mほど南東の金王橋から見た渋谷川です。 写真1 2012年12月 写真1は、まだ東横線の電車が高架線を走っていた頃です。東横線は写真の枠外、左側を走っています。渋谷川の奥には、東横線渋谷駅の「かまぼこ屋根」が見えます。ビルの谷間の暗…
今回は渋谷駅から200mほど南東の金王橋に関してです。 写真1 2012年12月 まだ東横線が高架橋を走っていた頃、その下から見た金王橋です。渋谷川にかかるこの橋は狭く、歩行者や自転車しか通行できませんでした。 写真2 2014年6月 この頃になると高架橋は撤去…
渋谷駅付近…今回は渋谷駅から300mほど南東の渋谷川です。 写真1 2012年12月 写真1は、まだ東横線の電車が高架線を走っていた頃です。暗い雰囲気でした。 写真2 2014年12月 2013年3月に東横線は地下にもぐり、高架橋の撤去工事が始まりました。高架橋がなくな…
渋谷駅付近の東急東横線が地下にもぐってから、そろそろ10年になります。駅の跡地はビルになり、南方の線路跡は遊歩道になりました。10年ほど前、このあたりがどのような風景だったか、記事にしていきます。 今回は渋谷駅から300mほど南東にある、明治通の歩…
写真1 南海電鉄キハ5501形改造の関東鉄道キハ755形 写真2 国鉄キハ55形改造のキニ56形 国鉄キハ55形を基に設計されたのが南海電鉄キハ5501形で、そのうちの1両が改造されて関東鉄道キハ755形(写真1)になりました。また、国鉄キハ55形の一部の車両はキニ56形(…
雨… 写真1 2011年12月 写真2 2011年12月 写真3 2019年9月 写真4 2020年2月 昔(写真1と写真2)、東京メトロ四ツ谷駅の池袋寄りは、雨の日に傘が必要でした。そのうち写真3と写真4のように工事されて、屋根が取付けられました。 写真5 2015年8月 写真6 2015年8…
戦前の地図を見ると、東京駅の東側には外濠があります。外濠の西側が麹町区、東側が日本橋区で、現在はそのまま千代田区と中央区の区境になっています。 写真1 鍛冶橋換気所 写真1は首都高の鍛冶橋換気所です。この写真だけは2013年7月に撮影しましたが、ご…
上野公園の一角にこの駅はあります。すでに廃止されているので「駅の跡」と称する方が正しいのかもしれませんが、建物は残っています。 1933年(昭和8年)12月10日 開業1997年(平成9年)4月1日 営業休止2004年(平成16年)4月1日 廃止 写真1 2011年3月撮影 写真1…
南海電鉄には昔、電車以外に気動車も走っていました。 南海電鉄は戦前からいろいろな形態で国鉄紀勢線に乗入れていました。1959~1962年には国鉄キハ55形とほぼ同じキハ5501形キハ5501~5505(片運転台)、キハ5551形キハ5551~5554(両運転台)を新製し、国鉄に…
小田急電鉄キハ5000形は御殿場線乗入れ用として1955年に2両新製された気動車です。ただし座席ピッチが狭く(なんと1320mm!)不評でした。1956年に増備された1両は座席ピッチを1520mmに変更して登場しました。形式はキハ5100形と称し、1959年にもう1両増備され…
小田急電鉄キハ5000形、キハ5100形(キハ5000形の改良増備車)が関東鉄道キハ751形、キハ753形に改造された際、追加された客室扉は外吊りでした。ただし、なぜ外吊りになったのか調べてみても、「改造を容易にするため」程度のことしか記されていません。そこ…
小田急電鉄「5000形」と聞いてどのような車両を思い浮かべるでしょうか。「2020年に登場した10両編成のステンレス車体の電車」でしょうか。それとも「1969年に登場した4両固定の、アイボリーに青帯を巻いた電車」でしょうか…。 実は、5000形を名乗る小田急電…
写真1 リニューアル工事中(2021年12月) 国立西洋美術館は約1年半ほど工事中でしたが、今年の4月にリニューアルオープンしました。リニューアル後、初めて入館しました。この美術館に入館したことは何回もありますが、今回は展示品ではなく、建物をよく見てみ…
小田急電鉄クハ1650形は電車の制御車で、関東鉄道キクハ1形は気動車の制御車で、いずれも動力源を持っていません。まず、「電車と気動車では動かすための制御回路が違う」ということは、何となくおわかりいただけるのではないかと思います。では、ブレーキ装…
写真1 キクハ2のTR11 小田急電鉄クハ1650形だった関東鉄道キクハ1形の台車はTR11でした。写真1はキクハ1形キクハ2のTR11ですが、前後の軸箱が大きな釣合梁で結ばれ、台車枠からの荷重は2本のコイルばねを介して受けています。枕ばねは重ね板ばねです。文字通…
写真1 キクハ2 写真1は、小田急電鉄クハ1650形を気動車用の制御車に改造した関東鉄道キクハ1形キクハ2です。この車両の座席定員は46人ということになっています。 座席はロングシートで、キクハ2の場合は車両左右両側の前(写真左)から順に、926mm(2.2人)+360…
世間一般における認識としては、「線路の上を走っている車両」=「電車」なんだろうなと思います。したがって、「これは気動車だ」とか「機関車だけが走っていったのだ」という表現は、「は?」ということになるのでしょう。今回は電車用の制御車を気動車用…
ペーパーバックを8月に発行しましたが、その後下記5冊を執筆中です。特にキハ751形とキハ753形に関して調査にかなり手間取ってしまいました。 写真1 キクハ1形に関する表紙 もともと小田急電鉄の電車用クハでしたが、廃車に伴い関東鉄道に移り、気動車と手を…
前回は呉服橋交差点の変化についてでしたが、今回は日本橋川護岸付近の区境に関してです。 写真1 空中写真(2019年撮影) 前回記したように、外濠の跡が千代田区と中央区の境目になっています。日本橋川は埋め立てられずに現在に至っており、そのため区境は①地…
鉄道模型に関する古本の価格のお話です。 その本は今から半世紀ほど前に発行されました。価格は1,000円です。もちろん、当時は消費税などありませんでした。 今から4~5年前、ある理由でその本がなんとなくほしくなりました。もちろん絶版になっていましたが…
呉服橋付近の区境のお話をします。今回は、再開発によって変化した交差点風景です。 1.空中写真 写真1 2019年撮影 呉服橋交差点で永代通と外堀通が交差しています。千代田区と中央区の境目はこの交差点のすぐ西側を南北方向に走っています。 写真2 1963年撮…
今回は街中の水たまりです。 写真1 水たまり どこかの河原のようです。 写真2 水たまり やっぱり河原のようです。 写真3 水たまり しかし、ちょっと違和感があります。 写真4 建物の跡 建物の跡ですね。地下室の跡に水が溜まっていたのでした。 写真5 建物の…
1.はじめに 50か所ほどある池袋駅出口ですが、中にはその経緯がよくわからないものもあります。それが今回取上げる21番出口です。 2.そもそも21番出口はどこにあるか 池袋駅とその周辺には案内地図が数多く設置され、そこには出口の番号が記されています。し…
今回は文京区と豊島区の境目です。 写真1 新大塚駅 東京メトロ丸ノ内線の新大塚駅は、区境に位置しています。写真1は池袋寄りの出口で、ここを出ると目の前が区境です。 写真2 豊島区から見た区境 写真1に写っている階段を上って春日通の歩道に出た状態が写…
前回↑に続き、渋谷駅およびその周辺の「最近の昔」を簡単にふり返ってみます。 写真1 南館1階(2017年12月) 写真2 南館1階(現在) ここは比較的対比しやすいと思います。写真1 右側に見える三菱UFJ銀行の看板取付跡が現在(写真2)でもよくわかります。東急百貨…
渋谷駅およびその周辺は長いこと工事中です。東急百貨店西館はほぼ姿を消しました。工事はまだまだ続きますが、駅付近にあった戦前からの建物が無くなってひとつの区切りがついたような気がするので、ごく簡単に「昔と今」を対比してみたいと思います。「昔…
地蔵通から石切橋バス停までの区境に関しては今回が最後になります。今までの記事をまとめて掲載しておきます。 1.空中写真 写真1 2019年撮影 今回は写真1の⑪~⑬地点に関してですが、その経路は一直線で簡単です。⑬が石切橋バス停になります。 【注記】本書…
1.空中写真 写真1 2019年撮影 今回は写真1の⑩地点に関してです。区境は道路を東西方向に横切っていますが、道路だけでなく、⑩地点の西側(写真1では左側)にある建物も横切っています。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス…
新宿区と文京区の区境は、地蔵通の南で蟹川跡から外れてクランク状に曲がりながら北東方向に向かって進みます。それに対して蟹川跡は区境と異なり、神田川に向かってまっすぐ北上します。これは江戸時代(1800年代初頭)の切絵図を参照しても同様で、蟹川が昔…