2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【地下好きの方へ】西馬込駅付近の謎

1.はじめに 浅草線の営業列車は西馬込駅から出ますが、浅草線の起点は西馬込駅ではありません。また、この駅から細いトンネルがどこかに続いています。これらはいったいどういうことなのでしょうか? 2.浅草線の起点と入出庫線 浅草線は第二京浜の地下を走っ…

都営地下鉄

都営地下鉄には4本の路線があります。起点と終点は下記の通りですが、それぞれの路線において建設が始まった区間はいずれも終点に近い方だったのがおもしろく感じます。 起点 →終点 浅草線(1号線) :西馬込→押上 三田線(6号線) :目黒 →西高島平 新宿線(10号…

【地下鉄好きの方へ】法務省の角

1.はじめに 東京メトロ日比谷線は法務省の角で90度向きを変え、内堀通から桜田通の下にもぐり込みます。今回は「日比谷線のトンネルは、法務省の敷地にどれぐらい食い込んでいるか」というお話です。 2.日比谷線は法務省の駐車場地下を走っている 日比谷線が…

【地下好きの方へ】代々木公園駅の上には何があるか

1.はじめに 今回は「東京メトロ千代田線代々木公園駅の上には何があるか」というお話です。 2.代々木公園駅の真上はほとんどが建物 代々木公園駅だから真上は代々木公園だろう…と思ったら大間違いで、この駅は大半が代々木公園の外(西側)にあります。真上は…

【お寺が好きな方へ】浄閑寺の地下を往来する人々

1.はじめに 三ノ輪の近くに、投込寺として有名な浄閑寺があります。実は、このお寺の境内の「地下」を日々数多くの人々が往来しています…。 今回は、浄閑寺の地下のお話です。 2.浄閑寺の地下にはトンネルがある 浄閑寺の創建は1655年(明暦元年)です。1855年…

【地下鉄好きの方へ】ガソリンの下を走る地下鉄

1.はじめに 地下鉄はいろいろな物の下を走りますが、ガソリンの下を走っている路線もあります。 赤坂見附方面から青山通の下を走ってきた銀座線の電車は、終点渋谷駅の少し手前で青山通から外れて民有地を突っ切り、地上に出ます。青山通から外れるところに…

【都市伝説好きの方へ】首相官邸脇から山王下へ続く地下トンネルはなぜ深いのか? 米軍との関係

1.はじめに 永田町に首相官邸があります。この首相官邸脇の地下にはトンネルがあり、山王下交差点にある日枝神社鳥居の足元を通って赤坂駅方面に続いています。 このトンネル…東京メトロ千代田線は深いところを走っています。「米軍の圧力でこうなった」とい…

【Y字部が好きな方へ】この線は食い込んでいるのか?

1.はじめに 通常の十字路と異なり、Y字形の交差点はいろいろと気になります。十字路ならば地下鉄のトンネルは素直にまっすぐ交差点を通り抜けているものですが、道路がY字形に交わっている場合はトンネルが民有地に食い込んでいるのかどうか、気になるのです…

【昔の写真から…】押上

写真1 1992年8月撮影 昔の写真を整理していたら、写真1が出てきました。撮影場所は北十間川にかかる京成橋です。目の前には昔の橋の跡があり、その向こうに生コン工場が見えます。北十間川沿いの道路にはコンクリートミキサー車がずらりと並んでいました。殺…

【地下好きの方へ】地図に載っていない地下鉄トンネル…

1.はじめに 一般的に、鉄道路線は地図に掲載されています。もちろん地下鉄も同様ですが、実は地図に掲載されていない地下鉄トンネルがいくつもあります。 国会議事堂の近く、木々が茂っていて静かな国会前庭の下にも「地図に載っていない地下鉄トンネル」が…

【都市伝説好きの方へ】千代田線霞ヶ関駅に謎の地下空間があるというのは本当か?

1.はじめに 地下鉄の駅は、プラットホームから階段やエスカレーターで「上って」改札階に出て、さらにそこから上って地上に出るという構造が一般的です。 これに対して東京メトロ千代田線の霞ヶ関駅は、プラットホームから階段やエスカレータでいったん「下…

【趣味をお探しの方へ】メトロ王子線

1.はじめに 「メトロ王子線」という題を見て「鉄道路線名にそんなものは無いよ」と思われたかもしれません。しかし「メトロ王子線」は鉄道ではなく「配電線路」の名称なのです…。 2.鉄塔趣味 世の中にはいろいろな趣味があるものです。その中に「鉄塔(送電鉄…

【スカイツリー好きの方へ】押上駅はどこにあるか

1.はじめに 東京スカイツリータウンへ行くには、押上駅あるいはとうきょうスカイツリー駅を利用することになると思います。特に押上駅は4つの鉄道路線が接続する駅で、たいへん便利です。 それではこの押上駅、特に東京メトロ半蔵門線の押上駅はどこにあるの…

【地下鉄好きの方へ】東京メトロ南北線の電車はどこから地下に入れたのか

1.はじめに 東京メトロ南北線は、1991年11月に駒込駅-赤羽岩淵駅間が開業しました(当時は帝都高速度交通営団の南北線として)。駒込駅から南の方はまだ開業していなかったため、南北線は営団の中で「陸の孤島」のような存在でした。 それでは開業に際して南北…