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京都府と大阪府の境目の山崎駅とデイリーヤマザキに関するお話

都と県の境目は都県境と称します。では府と府の境目は府府境かというとそうではなく、府境と称するようです。県と県の境目が県境と称するのと同じことです。 写真1 山崎駅の府境標識 東海道本線の山崎駅は京都府と大阪府にまたがっており、府境には写真1のよ…

都県境を歩いて越えて羽田空港へ行き来するお話

羽田空港へ行く方法はいろいろありますが、「歩いて」「都県境を越えて」行くことが一応可能です。とても不便な経路なので実用にはなりませんが、境目好きとしては外せません。今回は多摩川スカイブリッジの境目(東京都と神奈川県の都県境)を通って、羽田空…

D51よりも古い京都市美術館のリニューアル

写真1 リニューアル前(2016年) この博物館(写真1)は1933年に大礼記念京都美術館として開館しました。戦後、駐留軍により接収されましたが、1952年からは京都市美術館として再開しました。しかしD51蒸気機関車よりも古いこの建物は老朽化が目立ち、2017年にい…

ただいま接客中です 階段をご利用ください

街中を歩いていると、いろいろ「?」と思うものに出くわします。 某駅で電車を降り、階段を下って行ったところ、エスカレータ点検中でした。そして、そこに題記の表示があったのです。 「ただいま接客中です 階段をご利用ください」が取付けられた柵の両側に…

「統一縮尺」「沖縄県から北海道へ」の日本地図帳

1.二種類の日本地図帳 ○ベーシック ×ポケット 最近、上記左の平凡社「ベーシックアトラス 日本地図帳」(A4判)を買いました。この地図帳の特徴は下記(1)(2)です。これらの特徴に感動したことが購入の理由です。 (1)日本全国すべて統一縮尺(45万分の1) (2)沖縄…

街区表示板の色と表示内容

先日某所へ出かけた際、ローズピンクの街区表示板を見かけました(1枚目の写真)。街区表示板というと紺色が多いように思っていたので、ローズピンクは新鮮に感じられました。 それでは現実に何色が多いのだろうかと思い、都内23区すべてとその周辺市域に関し…

路面におけるポールの主張

写真1 郊外の市境(南側から) 都心部においては境界標同士が火花を散らしているような境目を見かけたりすることがありますが、郊外に出るとのんびりしたもので、境界標そのものが設置されていなかったりします。写真1の光景などその典型です。手前から奥に続…

くわばらくわばら…

1960年代以降、日本中を住居表示の嵐が吹き荒れ、数多くの町名が消えました。しかし、その嵐に飲み込まれなかった都市があります。京都です。今でも歴史ある町名がたくさん残っています。 ところで、この京都市内にだれも住んでいない町があります。中京区の…

御池通の「御池」とは

まるたけえびすにおしおいけ…の御池通ですが、「御池って何のことだろう」と気になっていました。 ◇ ◇ ◇ 平安京の南北中心軸は朱雀大路で、現在の千本通(山陰線の脇)です。しかし、京都の街を歩き回ってみると烏丸通(京都駅前の通り)あたりが街の南北中心軸…

中京郵便局旧庁舎

京都文化博物館別館(旧日本銀行京都支店)のすぐ西にあります。場所は三条通東洞院東入。設計は逓信省営繕課とのこと。 現在の中京(なかぎょう)郵便局も同じ場所に建っていますが、今から40年ほど前に旧庁舎外壁のみ保存して中身を造り替えました。改築当時の…

旧第一銀行京都支店の複製

歩いていて一瞬「を、素敵な建物!」と思ったのですが、なんだか雰囲気が変です。近づいてよく見ると、あちらこちらに「組積造では成立しない構造」「素材の薄さが見えてしまう仕上げ」があります。「あぁ、模造品だ…」と気付きましたが、全体的な意匠は悪く…

旧日本銀行京都支店

現在、京都文化博物館の別館として使われている「辰野式建築」です。場所は三条通高倉西入、竣工は1906年(明治39年)です。 まず最初に気づくのが(1枚目の写真)、入口上部の大きな突出です。築地本願寺を連想させます。しかし現在の築地本願寺の建物ができた…

街区表示板

「住所を書いてある板」なんて言うこともありますが、要するに写真のようなものです。よく見ると実に多彩で、同じ地区でも時代によって色、表示内容が異なっています。 1枚目と2枚目の写真は同じ区のものですが色が違います。いずれもかわいいシンボルキャラ…