B07 福島交通

福島交通の塗色

写真1 サハ3016 写真2 クハ183-1020(鉄道博物館) 写真1はすでにご紹介した福島交通サハ3016、写真2は国鉄特急色(赤2号とクリーム4号)のクハ183です。 福島交通に撮影に出かけた際はいつも桜水の車庫におじゃましていましたが、塗色に関して車庫氏におたずね…

福島交通の元東急デハ3300形

この車両も福島交通オリジナルではありませんので、簡単な内容に留めます。東急から来たのは1976年で、デハ3306は車番を下記のように変更しています。 東急 デハ3301+デハ3305+デハ3304 福島 デハ3306+デハ3305+デハ3304 モハ1200形は1201~1203と1209~1211…

福島交通の元東急デハ5000形

福島交通オリジナルの車両は19号車までですが、20~23号車であるデハ5020+デハ5021とデハ5022+デハ5023に関して簡単に記します。デハ5000形と言っても、デハ5012+5013とは全く別物です。 写真1 デハ5020南妻面(1985年) デハ5020は元東急デハ5026で、もともと…

福島交通モハ5319

モハ5319はモハ5318と同時に新造された車両で、特に差異はないようです。 写真1~2 東側面(1985年) 写真3 北妻面(1985年) 写真4 屋根上(1985年) 何回見ても平凡そのものですね。福島交通オリジナルの車両は、この19号車までです。 参考資料 1.「日本民営鉄道…

福島交通モハ5318

モハ5300形(18号車と19号車)はモハ5114+クハ5215、サハ3000形の5年後(昭和46年)に新造された車両です。モハ5318+モハ5319という編成で走っていることが多かったようです。 写真1~2 南先頭部から東側面(1984年) サハ3000形の側面にオハフ50の顔を取り付け、…

福島交通サハ3017

モハ1200形は号車ごとに相違点が数多くありましたが、サハ3000形のように新しい車両になると(といっても昭和41年製)、号車による差異はありません。 写真1~2 東床下(1984年) 写真3~4 東側面(1984年、1982年) サハ3016と同様、戸閉抵抗器、可溶器、接地開閉…

福島交通サハ3016

サハ3000形(16号車と17号車)はモハ5114+クハ5215と同年に新造された車両です。外観的にクハ5215の運転台を客室に置き換えたような感じです。細かいこと申せば、中央の側扉はいずれも北側(飯坂温泉寄り)に開きますので、モハ5114の車体をベースにしていること…

福島交通クハ5215

今回記すのは15号車クハ5215で、モハ5114とペアを組む車両です。 写真1~2 東側面(1984年) 車体に関してはモハ5114と変わりません。 こちら側の床下には、供給空気溜、可溶器(ヒータ用)、接地開閉器などが艤装されています。 写真3 北妻面(1984年) 妻面に関…

福島交通モハ5114

モハ5114はクハ5215と同時に新造された車両です。デハ5012+5013と異なり、連接車ではありません。そのため「デハ」ではなく、従来通り「モハ」となっています。 (1)昭和41年(1966年):新造 (2)平成3年(1991年):廃車 車体は長さ18200mm(デハ5012、デハ5013よ…

福島交通デハ5012+5013

いかにも地方中小私鉄らしい連接車です。モハ1200形と比較すると経歴は単純です。 (1)昭和38年(1963年):新造 (2)平成3年(1991年):廃車 それぞれの車体は15100mmで、モハ1200形の車体長15000mmとほぼ同じです。定員も1車体あたり100名でモハ1200形と同一で…

福島交通モハ1211

モハ1211はモハ1200形の中でも「比較的」クセや謎が少ない車両です。 (1)昭和28年(1953年):日車で111として新造。ただし実際には前年完成していた(届出遅れ)。台車はブリルMCB台車。 (2)昭和31年(1956年):1211に改番。 (3)昭和33年(1958年):台車は日車D-1…

福島交通モハ1210

モハ1209~1210共通の内容に関してはすでにモハ1209の記事に記した通りで、謎があるという点は変わりありません。今回はモハ1209との差異を中心にモハ1210について記します。 写真1 東側面(1982年) モハ1209と特に違いというほどのものはありません。 写真2…

福島交通モハ1209

モハ1202、モハ1203と記してきましたが、私が撮影した時代すでにモハ1201、モハ1204~1208は廃車になっていましたので、今回掲載するのはモハ1209となります。このモハ1209はモハ1210と同時に製造されていますが、生まれにいろいろと謎があります。 資料1~3…

福島交通モハ1203

モハ1201~1203共通の内容に関してはすでにモハ1202の記事に記した通りですので、今回は差異を中心にモハ1203について記します。 写真1~2 東側面(1984年) モハ1202と同様、床下には主として電気関係の機器が艤装されています。 写真3 東床下(1985年) モハ12…

福島交通モハ1202

モハ1201~1203に関して資料1~3の記載内容をまとめると下記のようになります。このほか、主電動機は次々に交換されていたようです。 (1)昭和17年(1942年):福島-飯坂温泉間が地方鉄道として開業。同時に、並行していた軌道線(併用軌道)廃止。 (2)昭和17年(…

1980年代の福島交通

国内の自動車(いわゆるクルマ)保有台数の推移がいろいろなサイトに掲載されています。ごくおおざっぱに申すと「1960年ごろから2000年ごろまで増加し、その後は飽和状態」という感じです。この間に国内、特に地方における交通の主体はバスや電車などの公共交…

東急5000系

今でも「東急と言えば5000系」という印象が心の底に残っており、親しみを感じる電車です。しもぶくれの丸っこい顔がネコみたいでかわいらしく、18m級というところが私鉄らしくて好きでした。(東急5000系というと「20m級ステンレス車でインバータ制御で…」と…