2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ813形…トマソン的物件を有する車両

怪盗ルパンシリーズに『813の謎』という物語がありました(今もあると思います)。話の中身はよく覚えていませんが、犯人に殺された人がどこかに「813」と書き残していて、それが事件を解決する重要な鍵だった…というようなお話です。 …で、その物語とは全く関…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ810形(その3)…屋根上排気口から雨水が入るとどうなるか

北海道の雄別鉄道キハ49200形(→関東鉄道キハ760形)は床下排気でした。雄別鉄道においてこの改良増備形という位置づけだったキハ100形(→関東鉄道キハ810形)は当時の国鉄気動車と同様、屋根上排気に変更されました。 写真1 外観 写真2 外観 まず写真1と写真2は…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ810形(その2)

今回はキハ810形の便所跡に関してです。 雄別鉄道キハ100形時代は国鉄キハ22形と同様、便所がありました。蒸気機関車によって運転されていた時代より大幅に所要時間が短くなったといっても全線所要時間は1時間を少し超えていましたから、やはり必要というこ…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ810形(その1)

キハ760形は1957年に雄別鉄道のキハ49200形として登場しましたが、その5年後、同鉄道に気動車が2両増備されました。形式はキハ100形。キハ49200形がすでに3両あったので、4両目と5両目という意味でキハ104とキハ105となりました。 この鉄道は1970年に廃止と…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その3)

よくよく見ると理由のわからない構造ってあるものです。 写真1 キハ761の燃料タンク覆い 写真2 キハ763の燃料タンク覆い 写真1と写真2、いずれにもU字形のものが写っていますが、これは燃料タンクの覆いです。下部が斜めに削られていますが、雄別鉄道時代こ…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その2)

同時に新製された車両であっても長い間には改造などにより差異が生じてくるものです。雄別鉄道キハ49200形だった関東鉄道キハ760形もこの例にもれず、あちこち差異が生じていました。 写真1 キハ761(元空気溜はひとつ) 写真2 キハ762(元空気溜はふたつ) 写真…

北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その1)

北海道にはたくさんの炭鉱があり、貨物や人を運ぶための鉄道が走っていました。しかし1970年前後に次々に閉山され、そこで働いていた車両たちも仕事を失いました。これに目を付けたのが内地の非電化私鉄で、失業状態にあった気動車を次々に買い求めました。…

【港区と渋谷区の境目】笄川跡

今回の境目は堀田坂の下、笄川の跡にに関してです。ここも道路が区境であることはわかっているのですが、道路の真ん中か、それともどちらかに寄っているのかを現地で確認してみました。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービ…

【港区と渋谷区の境目】堀田坂

今回の境目は日赤医療センター北方から東に進んだ堀田坂に関してです。ここも道路が区境であることはわかっているのですが、道路の真ん中か、それともどちらかに寄っているのかを現地で確認してみたという次第です。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理…

【港区と渋谷区の境目】日赤医療センターの北

今回の境目は日赤医療センターの北の方に関してです。道路が区境であることはわかっているのですが、道路の真ん中か、それともどちらかに寄っているのかを現地で確認してみました。 【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」…