2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

半蔵門線はどこを走っているか(その1-2) 隅田川-仙台堀川

建設史によると、半蔵門線は隅田川を渡ったあと半径203m左曲線で松永橋に向かっています。このあたり、既設構造物が支障したような記載はありません。 ◇ ◇ ◇ 写真1 隅田川 Daiwaリバーゲート(中央区)前から見た江東区側です。半蔵門線は、私の真下から奥へ向…

東武鉄道大師線

23区内に限定すると、単線を2両編成の電車が走っている路線はここぐらいなのではないかと思います。 この路線が当初の計画通り完成していれば、浅草発川越行というような電車が走っていたのだろうと思いますが、結局1駅区間だけ開業してそれっきり…。起点で…

スタート地点

神田川の脇に立つ名称標です。しかし、川の名称よりもここが区境であることの方が目立っているようです。 スタート地点というのは散歩コースの起点ということだと思いますが、散歩する人が「区境がスタート地点」という意識を持つかどうか…。 スズメが中野区…

半蔵門線はどこを走っているか(その1-1) 水天宮前駅-隅田川

半蔵門線も他の路線と同様、道路以外の地下を走っている区間があります。この区間の経路に関し地図によって差異があるという点も同様です。今回は半蔵門線の「その1」として、水天宮前駅-清澄白河駅間を取り上げます。 参考資料は「半蔵門線建設史(水天宮前…

薄い建物

方南町某所です。とにかく薄くて驚きました。手前は厚さ1m弱です。航空写真で奥の厚さも確認しましたが、3~4mです。間取りがどうなっているか気になります。

送水口博物館

日比谷の図書館(千代田区立日比谷図書文化館)に時々行きます。昼食は区境(!)を越えて新橋二丁目あたりに行くことが多いのですが、あるビルの地下の中華料理店から階段を上がって道路に出ようとした時、こんな看板が目に留まりました。 近代消防変遷の保存 …

帝都高速度交通営団 6000系第1次試作車

1968年に試作された6000系の3両編成です。両先頭車に方式(メーカ)の異なる2種類のチョッパ制御装置、中間車には抵抗制御装置が搭載されて、3M編成でした。のちに抵抗制御のみに改造され2M1T編成となっています。また製造当初の車番は6001、6002、6003でした…

中野富士見町

地名が消えて駅名や施設名にそれが残っている…という典型です。 写真は丸ノ内線の中野富士見町駅ですが、ここは中野区の端っこです。写真左に見える神田川を富士見橋で渡ると杉並区です。 もともと「富士見」という地名でしたが下記のように段階的に消滅しま…

区境に自転車を放置すると?

写真1 区境(杉並区境界標) 杉並区の境界標だけが埋め込まれていますが、この境界標の矢印「→」のすぐ右は中野区だろうと思います。中野区側が不必要な衝突を避けようとして、中野区の境界標を設置しなかったのではないかと推測しています。 写真2 区境 視線…

丸ノ内線はどこを走っているか(その3) ワテラス

御茶ノ水ソラシティの真下を千代田線と丸ノ内線が突っ切っている話を以前しましたが、丸ノ内線はお隣のワテラスの敷地内も突っ切っています。しかし、ワテラス敷地内のどこを走っているか、地図によって結構異なっています。 まず丸ノ内線建設史を調べてみま…

区境の塀のゆがみ

中野区と杉並区の区境です。おそらく赤い矢印↑が区境なのだろうと思いますが、そうなると杉並区側ブロック塀の基礎が中野区に食い込んでいることになります。どういう経緯でこうなったんでしょうね。中野区側タイル貼りの塀の形状が、両者間の複雑な事情を物…

区境の歩道ブロック舗装

中野区と杉並区にまたがるように集合住宅が建っています。その前(足元)に道路があり、歩道がブロック舗装されています。写真にその状況を示しますが、境界標(中野区)だけでは物足りないのか、コンクリートブロックを一列に入れて区境を明確化しています。 せ…

千代田線はどこを走っているか(その8-2) 神田川-新御茶ノ水駅

千代田線は、神田川を渡ると(くぐると)半径800m左曲線で再度進路調整をしてニコライ堂の前で本郷通りの下にもぐりこみ、新御茶ノ水駅に至ります。 写真1 神田川 聖橋から見た神田川の風景です。地上を丸ノ内線、総武線、中央線が走っていますが、地下を千代…

千代田線はどこを走っているか(その8-1) 妻恋坂交差点-神田川

千代田線が道路下を大きく外れる区間がいくつかありますが、そのうちのひとつが「妻恋坂交差点-新御茶ノ水駅」です。 経路に関しては、建設史P.436先の平面図・縦断面図で確認できます。妻恋坂交差点付近から半径400mの右曲線で曲がり始めると共に、開削工法…

千代田線はどこを走っているか(その7) 不忍池

千代田線は不忍通りを南下し、池之端一丁目交差点を通って湯島駅に至ります。 経路に関しては、建設史P.436先の平面図・縦断面図およびP.128先の写真「不忍池付近の開削工事」で確認できます。忍岡小入口交差点付近を半径800mの右曲線で曲がると同時に上下2…

一般用気動車の放送用ジャンパ連結器

今回は放送用ジャンパ連結器に関して、鉄道博物館保存のキハ11 25をネタに書きます。 写真1 後位 写真2 ジャンパ栓受 写真2は、写真1の右下を拡大したものです。ジャンパ栓受が3つあり、下記のような用途となっています。いずれもすべての芯を使用しており、…

千代田線はどこを走っているか(その6) 千駄木二丁目交差点

不忍通りは、千駄木二丁目交差点(千駄木駅と根津駅の中間付近)で「く」の字に曲がります。市販の地図、ネットの地図などでは道路の屈曲通りに千代田線が走っていることになっていますが、これは不自然です。 いつものように千代田線建設史P.436先の平面図・…

ビルの獣

内幸町の日比谷ダイビルに写真のようなものがたくさん住みついています。旧ビルの時代からのものですが、趣旨はわかりません…。 いったい何の意味があるんだろうなぁ…と思いながらも、この前を通ると時々写真を撮ってしまいます。不思議な魅力があるのです。…

千代田線はどこを走っているか(その5) 道灌山下交差点付近

道灌山下交差点は、西日暮里駅方面からの道灌山通りが不忍通りにT字状にぶつかるところですが、地下鉄はこの真下を直角には曲がれません。千代田線建設史記載の表現を借りると「道灌山カーブ」でこれらの道路を滑らかに結んでいます。 毎度のことですが、市…

和田

色の対比とブロック塀の段差、まさにここが区境なのでしょう。美しい光景です。 中野区側の「本町」はいかにも地名という感じで、実際、日本中に数多く存在します。人名として使われることはかなり珍しく、全国で100名程度しかいらっしゃらないようです。 一…

白亜の城

赤坂の氷川公園向かいに、その「白亜の城」はあります。 写真1 景観改善前(2012年撮影) 昔の状況です。電線が空中にごちゃごちゃとあるため、せっかくのお城が台無しでした。 写真2 景観改善後(現状) 電線が撤去されてすっきりしました。さらにお城も現在改…

千代田線はどこを走っているか(その4-2) 乃木坂駅-青山墓地

写真1 都道413号線地上部南西端の先(1992年撮影) 写真2 都道413号線地上部南西端の先(1992年撮影) 1992年、行き止まりの先は何とも異様な光景でした。当時は事情も知らず、ただ単に不思議な雰囲気にひかれて撮影したのですが、今となっては貴重な画像です。…

千代田線はどこを走っているか(その4-1) 乃木坂駅-青山墓地

今回取り上げるのは乃木坂駅から青山墓地にかけてです。「どこを走っているか」というタイトルにしてありますが、乃木坂駅付近は千代田線と同時に都道413号線が建設されましたので、走っている場所に関して疑問はありません。 この区間でおもしろいのは、千…