2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

区境の柵

さて、今回は正真正銘、「区境の柵」です。 写真1 区境の柵 杉並区(手前)から中野区(奥)に向かって歩くと、道路のど真ん中に柵があります。区境です。 写真2 柵 杉並区側から見た柵です。見事に通せんぼしています。 写真3 柵 中野区側から見ると、「私道の…

千代田線はどこを走っているか(その3) 明治神宮前駅-代々木公園駅

千代田線の明治神宮前駅と代々木公園駅の間には代々木公園があります。今回は「この中を千代田線はどのように走っているか」というお話です。 ◇ ◇ ◇ 代々木公園には門がいくつかあります。渋谷駅方面からNHKホールの脇を通って歩道橋を渡ると、そこは渋谷門…

新幹線海側の窓越しに富士山が見える話

東海道新幹線に乗った時の楽しみのひとつが富士山ではないかと思います。 写真1 東海道新幹線電車 写真2 山側の窓越しに見る富士山 新富士駅の東あたりでは、山側(普通車2列席)の窓からきれいに富士山が見えます。 ◇ ◇ ◇ ところで、「海側(普通車3列席)の窓…

区境のポール

いろいろと事情があるんだろうと思います。単なる偶然なのかもしれません。しかし、そこに意味や意思を感じてしまうのです。 写真1 区境とポール 道路左側の白い扉、道路右側の電柱、両者を結ぶ直線の数10cm奥が区境です。手前が中野区、奥が杉並区になりま…

現存しない建物 日本会館

渋谷区桜丘町の東側(山手線側)はもうじき再開発が始まり、そのうち激変します。しかし、それ以前から古い建物は少しずつ消滅していました。かなり昔に消えた建物として「日本会館」をご紹介します。 この写真を撮影したのは四半世紀以上前です。ふらりと街歩…

EF63(その3) 協調運転車両との連結

今回は協調運転車両用のジャンパ連結器に関してです。まず前回の写真2と3を再掲載します。 写真2 ジャンパ連結器栓受(全体) 写真3 ジャンパ連結器栓受(上半分拡大) ■ 2.協調運転車両の引通し信号 始めに、169系説明書(構造解説書)のような1次資料が入手でき…

EF63(その2) 横軽間無動力車両との連結

EF63で特徴的なのは軽井沢側(第2エンド)です。 写真1 両用連結器 電車と連結するため、密着連結器が一体になっています。興味深いのは空気菅で、ブレーキ管(上部中央)だけとなっています。一般的な密着連結器にはブレーキ管の左右に直通管があり、鎖錠部の下…

千代田線はどこを走っているか(その2) 青山墓地-根津美術館前交差点付近

今回は千代田線の青山墓地-根津美術館前交差点付近の経路に関してです。 この区間をYahoo!地図、Mapion、Googleマップ等で見ると都道413号線の真下を走っていることになっています。しかし、根津美術館前交差点は曲線が急すぎて不自然です。この交差点で千代…

区境の段差

写真1 区境の階段道路 左の低いところは中野区、階段から右は杉並区です。奥から手前に一直線に区境が続いています。100年前の地図を見ると、驚いたことにこの一直線の道も、境目もすでに存在しています。左は妙正寺川に向かって徐々に低くなっていますが、…

強調より協調した方が良いのでは…

写真1 妙正寺川南側の階段と坂道 妙正寺川の南に、階段と坂道が並んでいる道があります。間は写真1のごとく水色の柵で仕切られています。 写真2 区境 この階段・坂道を降りると、杉並区(左奥)と中野区(右手前)の区境です。「2本のポールが立っている」「川沿…

EF63(その1)

昔、信越本線の線路が高崎から新潟までつながっていた時代、横川と軽井沢の間を走る列車はEF63のお世話になっていました。 写真1 軽井沢到着と共に解放作業開始 写真2 解放完了 写真3 列車が走り去った後 EF63の前の特急車両は489系です。1980年代半ばのある…

銅板を用いた外壁

銅板は放置しておくと緑青(ろくしょう)が発生し、その錆により保護されます。またその名の通り青緑色で、独特の美しさがあります。昔は屋根や外壁に使われていましたが、近年建設される建物(いわゆるビルディング)ではほとんど見かけませんでした。 写真1 街…

現在は「杉並区まで10m」だが…

以前「練馬区まで30m」というお話をしましたが、今度は「杉並区まで10m」です。 https://me38a.hatenablog.com/entry/2018/12/01/172928 写真1 案内標(中野区) 見れば見るほど「何の意味があるんだろう」と思ってしまう表示です。もちろん私としてはありがた…

区境の都営アパート

中野区と練馬区の区境は富士見台駅付近で千川通り(千川上水)の北にはみ出していますが、千川通り沿いには両区にまたがる都営アパートがあります。 写真1 案内図 写真2 通路 案内図(写真1)を見ると、中野区側のアパートと練馬区側のアパートが明確に分けられ…

富士見台駅付近の区境

このあたり、中野区と練馬区の区境です。 100年ほど前の地図を参照すると畑や果樹園で、その中を村落どうしの境目が走っています。平坦な土地が広がる中、東西方向に走る水路が目立ちます。千川上水です。千川上水は玉川上水から分岐して江戸北部に水を供給…

岩手開発鉄道キハ301とその変速機

以前、キハ202をご紹介したことがありますが、今回はもう1両の気動車であるキハ301(形式キハ300)です。 【岩手開発鉄道キハ202】https://me38a.hatenablog.com/entry/2018/11/18/125400 写真1 外観 もともとは夕張鉄道が1952年(昭和27年)に2両製造したキハ20…

千代田線はどこを走っているか(その1-6) 町屋

6.町屋 千住大橋から京成の電車に乗って隅田川(荒川区と足立区の区境)を渡ると、緑町換気室がはっきり見えます。電車でここを何回も渡っているのに、換気室の存在には気づいていませんでした。 千代田線建設史によると、隅田川の下では地表面からシールド底…

千代田線はどこを走っているか(その1-5) 宮元町→緑町

5.千住宮元町→千住緑町 日光街道(国道4号線)の西側は千住宮元町になります。千代田線建設史P.478によると、ここから先はシールド工法を採用しており、町屋二丁目交差点付近まで単線シールドトンネルが2本並んでいます。 写真1 千住警察署入口交差点 シールド…

千代田線はどこを走っているか(その1-4) 大踏切通り

4.大踏切通り この通りも千路通りと同様、区政80周年記念で愛称が付けられたとのことですが、警察署前通りとした方がわかりやすかったのではないかと思います。 写真1 千住変電所 大踏切通りを踏切(常磐線と伊勢崎線)から西へ向かうと、豆腐のような建物(写…

千代田線はどこを走っているか(その1-3) 換気塔

3.換気塔 写真1 ときわ通りの1番出口 ときわ通りは看板だらけで、地下鉄の駅(写真1)を見落としてしまいそうです。このあたりから千代田線は西(写真右奥)へ曲がり始めます(写真の道路の下を斜めに交差しています)。千代田線建設史P.438には北千住駅の図が掲載…

千代田線はどこを走っているか(その1-2) 北千住駅南半分

2.北千住駅南半分 写真1 大東ビル 写真2 伸縮継目 北千住駅2番出口があるビルですが、そんな大きくないにもかかわらず伸縮継目(写真1,2)があります。継目があるところは2番出入口とマクドナルドの間です。伸縮継目左(東)側が千代田線の駅構造体に載っていて…

千代田線はどこを走っているか(その1-1) 北千住駅北半分

地下鉄の地下区間は用地買収含めた建設のしやすさなどを理由として道路下を走っていることが多いのですが、いろいろな事情で道路以外の地下を走っていることも結構あります。ではどこを走っているか、地図を見ればすぐわかりそうなものですが、これが意外と…

甲武鉄道の電車

1986年、夏のある日、私は松本電鉄の新村駅にいました。許可を得て裏手に回ってみると…ハニフ1はまだ眠っていました。 写真1 車庫 写真2 ハニフ1(1986年撮影) 当時は現在のようにネットで調べるなどということなどはできず、雑誌などから得られたわずかな情…

練馬区まで30m

写真1 付近案内図 中野区の端を歩いていたら、写真1のような付近案内図がありました。現在地点を把握するために地図と町名を照合しながら歩くことにしていますので、ちょうどよいと思いながら立ち止まったのですが、妙な表示に目が留まりました。 写真2 付近…