2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

JR総武快速線馬喰町駅の古い駅名標がなくなったというお話

JR総武快速線の馬喰町は地下駅です。 写真1 駅風景 写真1は馬喰町駅の風景です。立坑とトンネルの接続部になりますが、東京メトロなどのいわゆる地下鉄トンネルと比べるとかなり寸法的に余裕があります。 壁の化粧板を外して何やら工事をしているようです。 …

この免振エキスパンションジョイントは問題ないのだろうか…と思ってしまったお話

免震構造の建物は、地盤(基礎)と建物の間に積層ゴムなどの弾性体を入れてあります。そのため、地震により地盤が水平方向にガタガタと揺れても建物はゆっくりと動き、建物の損傷を防ぐと同時に内部にいる人たちのケガなどを防止します。 地盤と建物の間に弾性…

【地下鉄好きの方へ】菊坂下換気室とその換気塔

1.はじめに 東京メトロ南北線の菊坂下換気室に関して、以前「謎」であるという記事を書きました。その後、貴重なコメントをいただき、それに基づき再調査した結果、かなり謎が解けました。 2.前回の記事 まずは前回…2020年3月20日の記事です。内容を要約する…

関東鉄道・鹿島鉄道に在籍した国鉄(鉄道省)キハ42000形改造気動車に関する電子書籍発売!

またまた長いタイトルになってしまいましたが、タイトル通りです。今回は関東鉄道グループ(関東鉄道、筑波鉄道、鹿島鉄道)の気動車のうち、顔をとりかえた車両に関してまとめました。具体的には、常総筑波鉄道キハ42002形として新製されたキハ703形、鉄道省…

階段道路

道路が階段になっていることがあります。階段なのでクルマは通れません。自転車で通ろうと思えば通れなくもありませんが、実質的に歩行者専用の道路ということになります。クルマにはねられたり自転車にぶつけられたりする心配はありません。そのため、階段…

車体中央がたわんだ国鉄キハ42000形改造車両

写真1 鹿島鉄道キハ600形 写真2 関東鉄道キハ704形 毎度のごとく地方私鉄の地味な車両ばかり掲載しますが、写真1と写真2の車両はもともと国鉄(当時は鉄道省)のキハ42000形ガソリン動車でした。 図3 キハ42000形 1937年に発行された『改訂国産機械図集』から…

仮台車として生き延びた偏心台車

写真1 検査前洗浄風景 鉄道車両は安全確保のため、定期的に検査されます。車両は汚れていますから検査前に洗浄します。写真1は鹿島鉄道キハ600形で、蒸気を使って床下洗浄しているところです。台車ももちろん定期検査の対象ですから、取外します。その間車体…

TR29とDT19どちらが乗り心地が良かったか

写真1 TR29(動台車) まず、TR29の写真を掲載します。これは鹿島鉄道キハ602のもので、鉄道省キハ42036として1937年に新製された車両です。この写真を撮影した1986年当時すでに約50歳だったわけです。TRと称しますが、右側の輪軸に逆転機が取付けられているこ…

京王、富山地鉄、秩父、長野の各鉄道車両用台車と同系の気動車用台車NA4D

昔の気動車はその原動機(ディーゼル機関)が非力でしたから、それを補うために電車より軽量化に重点が置かれたものです。台車もその流れから電車用とは全く異なった設計(軽量構造)のものが多かったのですが、何事にも例外があります。 今回は、関東鉄道キハ70…