2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

消えた池田屋

写真1 池田屋(2011年6月) 写真2 池田屋(2011年4月) 万世橋の近くに池田屋という銅板建築がありました。写真1~2に示したように素敵な建物で、「千代田区景観まちづくり重要物件」に指定されていました。 写真3 解体されようとしている池田屋(2013年4月) とこ…

有楽町線はどこを走っているか(その2-3) 川越街道-田柄川緑道

今回紹介する区間は、川越街道を外れてから田柄川緑道に達するあたりまでです。この付近は開削工法で建設されていますが、大半が畑だったため有楽町線トンネルの位置を特定できるような建物がほとんど見当たりません。 ◇ ◇ ◇ 写真1 有楽町線トンネル上の風景…

有楽町線はどこを走っているか(その2-2) 川越街道から外れるあたり

有楽町線の地下鉄赤塚駅とその前後の区間は川越街道の下です。地下鉄赤塚駅を過ぎると練馬区に入りますが、建設史P.432先の平面図及び縦断面図によると都営アパートの東付近を半径230m右曲線で川越街道から外れ、平和台駅に向かって南下し始めます。このあた…

有楽町線はどこを走っているか(その2-1) 川越街道-平和台駅付近(全体概要)

地下鉄成増駅から地下鉄赤塚駅まで、有楽町線は川越街道の下を走ります。地下鉄赤塚駅を過ぎると練馬区に入りますが、都営八丁目アパートを過ぎたところで川越街道から外れ、平和台駅に向かって南下します。ところでその経路ですが、下記のように検索してみ…

有楽町線はどこを走っているか(その1) 成増付近

東京メトロ有楽町線は和光市駅から新木場駅に至る路線ですが、この路線の「道路の真下」以外の区間について記事を書いていきます。今回は成増駅の西方です。 和光市駅を出発した有楽町線A線の列車は、都内に入るとほどなく地下に入ります。建設史P.432先の平…

消えた建物

写真1 解体工事現場 何度も通ったことのある道ですが、ある日ふと気づくと解体工事をしていました。すでにほとんど更地になっていて、ここにどんな建物が建っていたのか思い出せません。 写真2 昔の街並み(2014年1月) 探したら、昔の写真が出てきました。こ…

新御茶ノ水駅ホーム柵設置進行中

たまたま新御茶ノ水駅で降りたら、何やら異様な雰囲気。ホーム上の柱の根元が大変なことになっています。脇を見てその理由がわかりました。おそらく昨夜、ホーム柵を据え付けたのでしょう。その作業時、ホーム柵が柱にぶつからないようにしたものと推定され…

銀座線はどこを走っているか(その4) 赤坂見附交差点付近

この「地下鉄はどこを走っているか」シリーズを書くにあたって、メトロアーカイブに収録されている各路線の建設史を参照してきました。しかし「銀座線はどこを走っているか」シリーズに限っては、国立国会図書館デジタルコレクション「東京地下鉄道史 乾・坤…

急な階段

ドアが開く範囲は平らにしたかった…ということのようですが、それにしてもずいぶん急な階段です。手すりがありますが妙に細く、階段を踏み外しそうになった人があわてて手すりをつかんだ結果歪んでしまった…という感じの曲がり方をしています。 もう少し何と…

銀座線はどこを走っているか(その3) 上野車庫線

今回は銀座線の上野車庫線についてです。営業用ではないため、掲載されていない地図も多いようですが、参考資料1には明確にその経路が記されています。上野駅の浅草寄りで本線から半径250m左曲線で分岐してほぼ直角に向きを変え、あとは車庫までまっすぐです…

新橋駅の可動式ホーム柵取付準備工事

山手線や京浜東北線の駅には、可動式のホーム柵が順次取付けられています。ただし新橋駅に取付けられるのは2020年だそうで、もう少し先の話です。もちろん何もしていないわけではなく、ホーム柵を取り付けるための準備工事をしています。その状況を以前から…

銀座線はどこを走っているか(その2) 新橋付近

中央区と港区の境目に新橋という橋がありました。現在では新橋が架けられていた堀は埋め立てられ、その上を東京高速道路が走っています。銀座線は上野駅方面から中央通りの下を走ってきますが、この新橋付近でほぼ直角に右折して新橋駅に至っています。YAHOO…

複雑な案内板

写真1 複雑な案内板(2019年5月撮影) 何とも複雑な案内板です。目的地までの経路がクランク状に曲がっていて、迷ってくださいという感じです。 写真2 昔の案内板(2018年7月撮影) 実は、昔の案内板はこのように素直でした。 写真3 再開発工事状況(2019年5年撮…

参考資料へのリンクについて

この「地下鉄はどこを走っているか」シリーズにおいて使用頻度が高い参考資料は各路線の建設史で、「建設史P.279図13には八丁堀駅の平面図が掲載されており…」という書き方をしています。 これに対して、「建設史P.279のURLを掲載してくれれば当該ページをす…

銀座線はどこを走っているか(その1) 日本橋付近

地図を見ると、銀座線は上野駅付近から新橋駅付近までずっと中央通りの真下を走っていることになっています。しかし、参考資料1(半蔵門線建設史)のP.516「図117 室町一工区平面図」、P.522「図123 室町二工区平面図」、参考資料2のP.28「日本橋河底隧道」を…

狸穴公園のお社

久しぶりに狸穴(まみあな)付近をぶらつきました。 写真1 狸穴公園の中のお社 狸穴公園には写真1のようなお社があります。 写真2 狸穴稲荷大明神 お社は狸穴稲荷大明神と称します。 写真3 拝殿(2019年5月) 「ちょっと失礼します。」と神様に許可をいただき、…

日比谷線はどこを走っているか(その6) 渋谷橋付近

渋谷橋といっても渋谷駅の近くではなく、恵比寿駅の近くの渋谷川にかかる橋です。橋の近くには渋谷橋交差点があります。日比谷線建設史P.254先の平面図および縦断面図、P.429図107渋谷川河底横断施工図によると、明治通りを西に走ってきた日比谷線の電車は半…

宮下公園

上記の写真…いったいどんな建物が建つのかと思われるかもしれませんが、「公園」の建設風景です。完成予想図は「宮下公園等整備事業」として公開されていますが、まさに空中庭園という感じになるようです。 以下の写真は2013年の宮下公園です。駐車場の上の…

消えゆくはみ出し階段

虎ノ門麻布台地区再開発の波にのまれて消えてゆく「物件」として、こんなものもあります。 写真1 公道にはみ出した階段 写真2 公道へのはみ出し状態 解体現場の囲いを公道にはみ出して設置するわけにはいかないので、律義にも階段の形に切り取ってあります。…