一般的に気動車というと動力源はディーゼルエンジン(機関)ですが、この車両の場合はガスタービンエンジン(の中の、ターボシャフトエンジン)を動力源としており、1972年に試作されました。
試運転していた当時のテレビニュースの記憶がありますが、「なかなかすごい車両が登場したものだ」と思ったものです。しかし、ガスタービンエンジンは騒音が激しく、また部分出力で使用すると一気に燃費が悪くなる等、鉄道用として致命的な問題がありました。で、結局モノにならず…。
写真は数10年前、某研究所の見学会で撮影させていただいたものです。
1枚目:T1先頭車(車高が低い分、連結器が上方に突出して見える)
2枚目:M2動力車(屋根上の箱は消音機)
3枚目:M2動力車(台車)
4枚目:T3先頭車
5枚目:運転台(キハ91、キハ181等と類似)
この車両の技術的な内容に関しては、「ターボトレインのサイト」で検索して出てくるサイトにいろいろ記されています。