渋谷駅「昔と今」

 渋谷駅およびその周辺は長いこと工事中です。東急百貨店西館はほぼ姿を消しました。工事はまだまだ続きますが、駅付近にあった戦前からの建物が無くなってひとつの区切りがついたような気がするので、ごく簡単に「昔と今」を対比してみたいと思います。「昔」といってもまだ10年も経っていない「最近の昔」ですが…。

写真1 ヒカリエから(2012年12月)

写真1 拡大(2012年12月)

写真2 ヒカリエから(現在)

 写真1と写真2が同じ場所だといっても対応関係がわかりにくいかもしれません。ただし気を付けて見ると、写真1中にちらりと写っている黄色↓印の建物が共通であることがわかります。写真1(拡大)が写真2とほぼ同じ範囲です。

 写真2の手前から奥に向かっている線路は銀座線(車庫へ行く線)で、奥の蓋をしてあるようなところが東急百貨店の西館跡です。

写真3 銀座線ホーム(2012年12月)

写真4 銀座線ホーム跡(現在)

 写真3は昔の銀座線ホームです。私が立っていたところは降車ホーム、奥が西(マークシティにある車庫方面)になります。写真4は現在の姿ですが、上記の通り西館はほとんど解体されてこの部分だけが残っています。写真2中の蓋に見えるのがこの場所です。写真3と写真4いずれも奥に、マークシティにある車庫の入口が見えます。

写真5 銀座線降車改札口(2014年8月)

写真6 残っている窓(現在)

 写真5は銀座線の昔の降車ホームから階段を少し(12段)下りたところにあった改札口です。もちろん現在はありません。現在は新しい銀座線ホーム西端にある改札口を出てから通路を通って写真5の場所に出ます。ところで、この通路の一部はまだ昔のままです。写真6に写っている窓は、写真5中の黄色↓印の窓を外から見た状態であることがわかります。無くなりそうで無くならない窓です。

写真7 井の頭線方面通路(2019年12月)

写真8 井の頭線方面通路(現在)

 写真7は、東急百貨店取壊しに先立ち井の頭線方面への通路を建設していた頃の状態です。まだ壁に穴は開いていません。写真8は現在の状況ですが、この通路の右側にあった西館はもうほとんど存在しません。床を見ると模様が変わっていないことがわかります。

写真9 井の頭線方面通路(2020年10月)

写真10 井の頭線方面通路(現在)

 写真9は写真7および写真8の場所を西側(井の頭線方面)から見た状態です。写真9の頃はまだ店内だった雰囲気が残っていますが、写真10ではすっかり工事現場という感じになっています。ただし、床の模様は昔のままです。

(続く)

f:id:me38a:20191022200051j:plain以上
さかてつでした…