横浜赤レンガ倉庫の壁にへばりついた片手袋

 手袋が片方だけ落ちている…というのはよく見かける風景です。

写真1 道路のポールに取付けられた手袋

 写真1は、ある交差点です。片手袋を拾った人が親切にポールの頭に取付けたのでしょう。持ち主が毎日のようにここを通るのであれば、この片手袋はすぐに持ち主に戻ることでしょう。

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写真2 赤レンガ倉庫

 さて、写真2は横浜の赤レンガ倉庫(を再利用した商業施設)です。が…視野の片隅に「違和感」を覚えました。

 

写真3 赤レンガ倉庫の壁面

 近づいてみるとこのような感じです。画面右端に「違和感」があります。

 

写真4 「違和感」

写真4 「違和感」拡大

 「違和感」は、それなりに高い場所にあります。拡大すると…黒い片手袋ですね。これは落としたのではなく、ふざけて投げつけたらへばりついて取れなくなってしまった…という感じです。

 写真1のような事例とは違い、持ち主はここに片手袋があることを知りながら手元に回収することができない…ということです。この持ち主は片方だけを手に付けて帰ったのでしょうか…?

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写真5 落とし物

写真6 大さん橋ふ頭ビル

 写真5は赤レンガ倉庫から300mほど離れたところ(大さん橋ふ頭ビルが写真6のように見えるあたり)ですが、ここで落とし物を見つけました。

写真7 手袋

 

 落し物は手袋でした。写真4の片手袋とそっくりです。赤レンガ倉庫の壁に片方がへばりついてしまったため、持ち主は残りの片方をここに捨てて帰ってしまったのでしょうか。これは「落としてしまった」落とし物ではなく、「わざと落とした」落とし物…ということになりそうです。

 風が吹いたら写真4の手袋は地上に落下してくるかもしれませんが、持ち主が毎日のように赤レンガ倉庫付近を通るのでなければ回収もむずかしいでしょうね。それならば残りの片方は捨ててしまえ…ということになった可能性が大です。

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 片方だけでも手袋があれば片手は温かいわけですが、なかなか片手だけ手袋をしている人は見かけません。片方だけ手袋を買えないのか…と思ってちょっと調べると、作業用手袋には片方だけ買えるものがありました。これは損耗度合が左右で均一ではない場合があるからということのようです。しかし、一般的な手袋に関しては片方だけ買うのはむずかしそうです。

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さかてつでした…