前回↑に続き、渋谷駅およびその周辺の「最近の昔」を簡単にふり返ってみます。
ここは比較的対比しやすいと思います。写真1 右側に見える三菱UFJ銀行の看板取付跡が現在(写真2)でもよくわかります。東急百貨店は南館も取壊し工事中であり、現場には「建築基準法による確認済」「労災保険関係成立票」…等々各種の掲示さられていますが、液晶表示板に次々に表示されるようになっているところがおもしろいと思います(写真2左側)。
写真3と写真4を対比すると、西館がほぼ消えたことがわかります。スクランブルスクエアがよく見えるようになりました。
写真5はさらに昔の西館です。ハチ公の近くには東急旧5000系が置かれていました。写真6は現在の姿ですが、ここが昔の銀座線ホーム跡です。躯体が残っているのは、これが銀座線(車庫へ行く線)を支えているためです。今後どのように変化していくか愉しみです。
写真7は、写真5の真下あたりになります。改装されて写真8のようになりました。明るい雰囲気になりましたが、躯体そのものは変わっていないようです。
写真9は渋谷駅南方の高速道路下ですが、黄色↓印(黄色のトラックの左側)の柱は現在もそのまま建っています(写真10)。無くなりそうで無くならない柱です。
ところで写真10の柱は何を支えていたのでしょうか。東横線の渋谷駅が地上だった頃、すぐ東側あった歩道橋を支持していた柱ではないかと思い、証拠写真を探したら…やはりそうでした(写真11)。
写真11の黄色い枠を拡大して見ると現在(写真12)と同じです。左奥に見える店の看板も変わっていません。それではなぜこの柱だけ残っているのかということに関してですが、赤色の表示器が取付けられているためだろうと推定します。強度がとんでもなく過剰ですが、改めて細い柱を建て直すのも面倒ということなのでしょう。
あと5年程度で渋谷駅とその周辺の工事はひと通り終わるようですが、まだまだ変化は続きます。
以上
さかてつでした…