2019-01-01から1年間の記事一覧

続・中野新橋駅の真上はどうなっているか

1.はじめに 「東京メトロ丸ノ内線のトンネルはどこにあるか」を連載しています。 丸ノ内線分岐線中野新橋駅のプラットホームは半径350mで曲がっていますが、プラットホーム終端部付近から半径は180mにきつくなり、道路の下にもぐり込んでいます。それではこ…

中野新橋駅の真上はどうなっているか

1.はじめに 「東京メトロ丸ノ内線のトンネルはどこにあるか」を連載しています。 丸ノ内線分岐線中野新橋駅付近の道路は、ほぼ碁盤の目状です。一方、同駅プラットホームは半径350m右曲線で、道路に対して斜めになっています。したがって丸ノ内線はこのあた…

遵法

ちゃんと道路交通法を守っています…。 たまにはこういうのもよろしいかと思います。 以上ちかてつ のさかてつ でした…

松屋中野新橋店の地下には何があるか

1.はじめに 「東京メトロ丸ノ内線のトンネルはどこにあるか」を連載しています。 方南町駅に向かう分岐線は、神田川を渡るとすぐに中野新橋駅に到着します。中野新橋駅の改札口は歩道から少し奥まったところにあり(写真1)、さらにそこから左斜め前方にある階…

即位パレード「祝賀御列の儀」予定経路と地下鉄経路

天皇陛下即位パレード「祝賀御列の儀」の予定経路が公開されていますが、地下鉄経路との関係をまとめてみました。(「祝賀御列の儀」は本日10月22日実施予定でしたが、11月10日に延期になりました。) 1.皇居⇒国会議事堂 写真1 楠木正成像 写真2 祝田橋 宮殿を…

丸ノ内線分岐線はどのように分岐しているか

1.はじめに 「東京メトロ丸ノ内線のトンネルはどこにあるか」を連載しています。 丸ノ内線の本線は新宿駅から荻窪駅に向かって、青梅街道の下を西に走っています。そして途中の中野坂上駅で、方南町駅に向かう「分岐線」が分岐します。この分岐線は中野新橋…

丸ノ内線荻窪駅付近

写真1 荻窪駅付近(1963年撮影) 写真2 荻窪駅付近(2009年撮影) 写真3 No.272換気口 丸ノ内線終点の荻窪駅近くに、天沼陸橋交差点付近と同様の「ひょっとすると民有地にトンネルが食い込んでいるかもしれない」という場所があります。 天沼陸橋交差点から青梅…

消えた北原ビル

写真1 2011年5月撮影 写真2 2011年5月撮影 写真3 2011年5月撮影 写真4 住所表示板 秋葉原駅の南、神田川を和泉橋で渡ったところに北原ビルがありました(写真1~3)。住所は千代田区神田岩本町15番地。住所を表示する板(写真4)が取付けられていますが、よく見…

丸ノ内線天沼陸橋交差点付近

写真1 天沼陸橋交差点付近(1963年撮影) 写真2 天沼陸橋交差点付近(2009年撮影) 丸ノ内線は四ツ谷駅から先、素直に道路の真下を走っていますが、終点の荻窪駅近くに2か所、「ひょっとすると民有地にトンネルが食い込んでいるかもしれない」という場所がありま…

街区表示板の色と表示内容

先日某所へ出かけた際、ローズピンクの街区表示板を見かけました(1枚目の写真)。街区表示板というと紺色が多いように思っていたので、ローズピンクは新鮮に感じられました。 それでは現実に何色が多いのだろうかと思い、都内23区すべてとその周辺市域に関し…

電鉄変電所用水銀整流器

写真1 水銀整流器 1983年春、上田交通上田原駅。私は許可を得て構内を撮影していました。現役の車両、廃車体、部品…。そのうち興味深いものを見つけました。ガラス製の水銀整流器(写真1)です。「タコ」という俗称があるそうですが、まさにそのものです。変電…

丸ノ内線四ツ谷駅で見られるのは「トンネル外側」か?

もともとこのシリーズは「地下鉄のトンネルはどこにあるか(地図に記載された通りか)」という事例を紹介していますが、今回はちょっと趣向を変えて「丸ノ内線四ツ谷駅で見られるトンネル外側(外面)のようなもの」に関する記事です。 写真1 丸ノ内線四ツ谷駅 …

弁慶濠の水中を走る丸ノ内線

写真1 赤坂見附交差点 いろいろな地図を見ると、丸ノ内線は赤坂見附駅を出ると左に曲がって「外堀通の下を」走っていることになっています。赤坂見附駅にある案内地図も上記のように記載されています。しかし、残念ながらこれらの地図は正しくありません。丸…

外堀通の下を進む丸ノ内線

写真1 日枝神社鳥居 丸ノ内線は、日枝神社鳥居(写真1)の下を通って外堀通に出て来ます。この先、赤坂見附駅までこの道路の下を走っていることは明白です。ただ、せっかくここまで番号順に換気口をたどってきたので、この先も換気口の番号と場所を確認したく…

丸ノ内線と日枝神社の鳥居

写真1 No.98換気口 丸ノ内線がどこを走っているか確認するに際して、意外と悩んだのが日枝神社の下あたりです。最終的に外堀通に出ているのは間違いないのですが、どこを通っているのか難航しました。 写真2 日枝神社エスカレーター(東側) 総理大臣官邸のふ…

総理大臣官邸の敷地内を地下鉄が走っている話

各種の地図を見ると、丸ノ内線は国会議事堂前駅の西側で総理大臣官邸の北側(敷地外)を通っているように記載されています。しかし、その先の経路がNo.98換気口から20m程度北側にずれてしまっています。現実の経路はどうなっているのでしょうか。 写真1 総理大…

日本橋室町三丁目2

今回は約5年間の街の変化を写真で追います。場所は日本橋室町三丁目2です。 写真1 2015年4月 写真2 2019年9月 写真1~2は室町3丁目交差点で南の方角を撮影したものです。 2014年ごろは空きビルだらけでしたが、2015年には写真1のような状況になっています。…

丸ノ内線国会議事堂前駅

写真1 国会議事堂 国会前庭和式庭園を半径170m左曲線で抜けた丸ノ内線は、道路を横切って国会議事堂(写真1)の敷地に直線でもぐり込んでいきます。その後半径300m右曲線になると、そこは国会議事堂前駅です。国会議事堂前駅を出ても半径300m右曲線は続き、1番…

神田松永町にできた公園

写真1 2018年9月の状況 写真2 2019年9月の状況 1年ほど前、JR秋葉原駅の北東(ヨドバシカメラの北)で建物の解体工事を実施していました(写真1)。そのうち新しい建物が建つのだろうと思っていましたが、建物を建てないまま何やら整備していました。 解体工事か…

丸ノ内線が国会議事堂の敷地内を走っている理由

いろいろな地図を見ると、丸ノ内線は国会前庭和式庭園と国会議事堂敷地を走り、その敷地内にある国会議事堂前駅に至るように記載されています。これに対して、「この経路は正しいのか」「なぜわざわざこのようなところを走っているのか」という疑問が生じま…

丸ノ内線は国土交通省の敷地内を走っているか?

写真1 換気塔 千代田区霞が関二丁目1、霞ヶ関坂に面して国土交通省があります。霞ヶ関坂を登り切った外務省上交差点からは、国土交通省敷地内に二つの換気塔(写真1)が見えます。便宜上、霞ヶ関坂のふもと側から換気塔A(写真2)、換気塔B(写真3)としますが、い…

丸ノ内線換気口No. 建設史とのずれ(続き)

丸ノ内線換気口No.に関してもう少し続けます。現地換気口No.と建設史(参考資料1)P.120先「図77 西銀座・新宿間線路平面図及び縦断面図」記載のNo.が日比谷公園内でひとつずれているという事象は、少なくとも四ツ谷駅付近まで続いています。 前回と同様、この…

丸ノ内線換気口No. 建設史とのずれ

今回は丸ノ内線換気口No.に関してですが、現地換気口No.と建設史(参考資料1)P.120先「図77 西銀座・新宿間線路平面図及び縦断面図」記載のNo.が日比谷公園内でひとつずれ、そのまま連続しているというお話です。文献調査は一次資料(この場合は建設史)に当た…

路面におけるポールの主張

写真1 郊外の市境(南側から) 都心部においては境界標同士が火花を散らしているような境目を見かけたりすることがありますが、郊外に出るとのんびりしたもので、境界標そのものが設置されていなかったりします。写真1の光景などその典型です。手前から奥に続…

街中の垂直尾翼

写真1 街中の垂直尾翼 ある日、街を歩いていたら垂直尾翼(写真1および2)が見えました。以前、某建物内で「本物の機体の一部」を発見してしまったので、ひょっとすると今回もそうかもしれないと思い、よくよく観察しました。 【ビルの中の機体】https://me38a…

日比谷公園に散在する丸ノ内線換気口

写真1 日比谷駅A14出口通路 丸ノ内線に日比谷駅はありません。しかし、日比谷駅から日比谷公園に通じる通路(写真1)のすぐ向こう側は丸ノ内線のトンネルです。丸ノ内線の電車が通るとゴトゴト…という音が響いてきます。銀座駅から霞ヶ関駅まで1.0kmありますの…

千代田線は市政会館・日比谷公会堂の下を走っているか

写真1 市政会館・日比谷公会堂 日比谷公園の南東、内幸町交差点の近くに、茶色い外観が印象的な市政会館・日比谷公会堂(写真1)があります。南側(国会通側)が市政会館、北側が日比谷公会堂で、一体の建物です。1929年(昭和4年)竣工ですからもう90歳ですが、今…

定期運賃(少しでも得するために)

定期券は通勤先・通学先が変わらない限りその区間を変更するということはまずないと思いますし、区間を少し変更した場合にどれぐらい運賃が変わるかということもあまり気にしないと思います。私自身、日頃意識したことはありませんでした。 今年2019年の10月…

旧産経新聞社の謎

山下架道橋付近を丸ノ内線がどのように走っているかを調べるうちに、あることが気になり始めました。参考資料1のP.105には「西銀座駅を出ると、丸ノ内線は高速道路と交差したのちに旧産経新聞社建物の下にかかる」という内容のことが記されています。またP.1…

帝国ホテル前の丸ノ内線

写真1 柱が引っ込んでいる建物 山下橋架道橋の脇にある白い建物は、赤い柱が四隅から引っ込んだところにあります(写真1)。 丸ノ内線はJR線と約66度の角度で交差しながらすしざんまいの真下を斜めに突っ切ったのち、帝国ホテル北側(と東京宝塚劇場の間)の道に…