左の低いところは中野区、階段から右は杉並区です。奥から手前に一直線に区境が続いています。100年前の地図を見ると、驚いたことにこの一直線の道も、境目もすでに存在しています。左は妙正寺川に向かって徐々に低くなっていますが、この勾配途中の段差が昔から境目になっているわけですね。
写真1の奥に向かって進んでも段差がはっきりわかります。右には小さな階段道路があります。
写真2の場所でふり返ったところですが、家の入口にも階段があります。
左奥の煉瓦積み名称標は中野区です。右手前の住居表示板は杉並区です。右手前からここまで続いてきた区境は、ここで右奥に向かってほぼ直角に折れ曲ります。それにつられたのか、杉並区の住居表示板も曲がっています。
写真4を反対方向から見た状態ですが、ほぼ直角に折れ曲る区境と区境の段差がはっきりとわかります。ちなみにこの折れ曲りも100年前から変わっていません。