EF63(その1)

昔、信越本線の線路が高崎から新潟までつながっていた時代、横川と軽井沢の間を走る列車はEF63のお世話になっていました。

 

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写真1 軽井沢到着と共に解放作業開始

 

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写真2 解放完了

 

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写真3 列車が走り去った後

EF63の前の特急車両は489系です。1980年代半ばのある夏の日、軽井沢で何気なく撮影した写真ですが、遠い昔話になってしまいました。もう20年以上になるんですね、横川-軽井沢間が廃止されてから。

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EF63は、製造された両数の少なさの割には比較的多く保存されており、動態保存されている号機もあります。幸せな機関車と言えそうです。

 

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写真4 13号機

大宮車両センターで保存されている13号機です。前頭部のみですから、若干物足りない感じはあります。ただし、切断されているからこそ分かるおもしろさもあります。

 

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写真5 車体切断面

この機関車、運転整備重量108tです。背骨となる台枠はがっちりしていますが、車体外板はご覧の通りぺらぺら(2.3mm)です。搭載している機器の覆いに過ぎないということですね。

 

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写真6 電線切断面

バッサリと切断された電線の切り口が上と下に見えます。何100本かあるようですが、制御配線束はこれとは別にありそうです。

こんな見方をできるのも車体が切断されているからだと思います。