中野区と練馬区の区境は富士見台駅付近で千川通り(千川上水)の北にはみ出していますが、千川通り沿いには両区にまたがる都営アパートがあります。
案内図(写真1)を見ると、中野区側のアパートと練馬区側のアパートが明確に分けられています。しかし、通路(写真2)が両アパートの境目になっているわけではありません。地図と対比すると、両アパートの境目(写真1中の一点鎖線)は区境に一致しているようです。となると、なぜ通路を区境に合わせなかったのか不思議です。
千川通り越しに両アパートを見るとこんな感じです。言われなければ、ふたつの区にまたがっているということはわかりません。アパートの周辺に両区の境界標は見当たりませんでした。
ちなみに東京都都市整備局「都営住宅団地一覧」を検索してみると区ごとにアパートが掲載されており、今回の「物件」が一体化しているということは記されていません。
対照的に、千川通りを渡ったところには美しい区境があります。歩道を歩いていると、フェンスが急に変わるところがあります。区境です。
この角度で見ると、一直線に続く区境がよくわかります。
足もとを見ると境界標が並んでいます。葉っぱは中野区(左)と練馬区(右)にまたがっていますね。清掃する責任はどちらにあるんだろうか…とどうでもよいことを思ってしまいました。