2018-11-15から1日間の記事一覧

都県境のフェンス

東京外かく環状道路と一般国道298号線は、千葉県と埼玉県の間でわずか900mほど東京都を通ります。千葉県との境目は江戸川なので都県境上を歩くことはできませんが、埼玉県とは地続きなので歩いて都県境を行き来できます。 1枚目の写真が都県境です。画面中央…

地名ブランドで住居表示が変わってしまった事例

1枚目の写真は狛江市の風景です。この写真の右側を拡大したのが2枚目の写真です。確かに「狛江市 東野川四丁目30」と読めます。 3枚目の写真は、1枚目の写真の左側です。「成城4-33」すなわち「世田谷区 成城四丁目33」です…。「あれ? ここが狛江市というの…

境目のバス停名称

市区境を歩いていたら、世田谷区の町名を付したバス停が調布市にありました(1枚目の写真)。次のバス停は調布市の町名を付したものになっています(2枚目の写真)。●印のバス停は名称と実際にある場所がちぐはぐになっているわけですね。 この状況を見て思いま…

目黒川と中央環状線

東海道品川宿の近くに荏原神社(1枚目の写真)があります。しかし参道は目黒川に対して斜めになっており不自然です。 実は昔、目黒川は大きくうねっていて、荏原神社の裏(北側)を流れていました。改修で川をまっすぐにしたために参道が断ち切られ、その代わり…

川世線沿線

川崎市と世田谷区を結んでいる線の近くに関するお話です。このあたり、世田谷区と調布市の境目は東西方向を向いています。1枚目の写真の右手に見えるレンガの集合住宅を市区境が貫いているわけですね。赤い矢印は調布市の境界標があるところです(2枚目の写真…

京急八ツ山橋

有名な撮影場所です。 1枚目の写真はこの橋のすぐ脇ですが、キロポストのようなものが見えます。ところが2~4枚目の写真をご覧いただければわかる通り、これはキロポストではなく境界標です。 さて、この港区と品川区の境界標を背後から見ると(1枚目の写真と…

杜の公園 品川セントラルガーデン

1枚目の写真と2枚目の写真の相違点は何でしょうか。公園の名前は同じですが、よく見ると1枚目は「港区立」、2枚目は「品川区立」となっています。 そうです。この公園、実は港区港南二丁目と品川区北品川一丁目にまたがっているのです。3枚目の写真は1枚目の…

カラスのくちばし

1枚目の写真は、境界標どうしがぴったり接触して火花を散らしている状況です。ここは世田谷区と三鷹市の市区境です。まさにこの矢印の先端を境界線が通っているわけです。ここは「カラスのくちばし」の付け根です。 2枚目の写真にも境界標が見えます。手前は…

部分だけを見ているとわからない…というお話

(1)部分だけ見ていると何が何だかわからないけれども、全体を見るとわかる…ということがあります。 (2)さらに、輪郭は無いのに、全体が見えると輪郭が見えてくる(輪郭は、見る人が無意識のうちにつくっている)…ということもあります。 写真は上野駅新幹線コ…

街中の空地

私が小さかった頃は日本の高度成長期でした。街中のあちらこちらに空地があり、1枚目の写真のような光景が見られました。「秘密基地だ」とか言いながら置かれている建設機材にもぐりこんだりして遊んだものです(今思えば結構危険でしたが…)。そして、その空…

京王線八幡山駅付近の越境防止柵?

世田谷区と杉並区の区境は、基本的には玉川上水付近の尾根をトレースしていますが、京王線の八幡山駅あたりは杉並区がポリープのごとく世田谷区に入り込んでいます。八幡山駅付近に何があるんだろうと思って出かけてみました。 ◇ ◇ ◇ 八幡山駅の改札口を出る…

水元公園の所在地は?

1枚目の写真、とても広々とした風景です。どこまでも続く…といった感じです。 2枚目の写真、霧が出たらとても幻想的でしょうね。 3枚目の写真、奥の橋のデザインをちょっと変えると中国の庭園のような雰囲気です。 …種明かしですが、いずれも都立水元公園で…

足立区鹿浜

「赤23」というバス系統があります。赤羽駅(北区)と西新井駅(足立区)を結ぶバスですが、川口市(埼玉県)を経由します。東京都→埼玉県→東京都と走るわけですね。23区内は前払い均一運賃ですが、途中その範囲からはみ出しますので料金箱には複雑な運賃が記載さ…

京王線と区境

下高井戸駅付近で京王線の南側に抜けた区境(世田谷区-杉並区)は、同駅の500mほど西で京王線を斜めに突っ切っています。するとどうなるかというと、1枚目の写真のように細長い三角形の土地ができてしまいます。そして、そこには神社が…。 脇を京王線の電車が…

玉川上水と甲州街道そして下高井戸駅前

水は低いところを流れるものだという先入観があります。そういう感覚で甲州街道や京王線の周辺を歩いていると「高いところを流れている水」に出くわして、あれっと思うことがあります。玉川上水です。羽村から四谷大木戸までの43kmを1653年4月から1654年6月…

世田谷区の境目

私の「大好きな街角、風景」として、「境目」があります。(こういう好みはなかなか理解してもらえないのですが…) ↓【境目】https://me38a.hatenablog.com/entry/2018/11/15/201015 上記の投稿は世田谷区の西の方(狛江市との境目)のお話です。そこで今回は世…

金町駅前再開発

葛飾区の中央図書館が入っている再開発ビルがあります。その前(JRの金町駅と京成の金町駅の前)は昔ながらの商店街が残っていましたが、いよいよ再開発工事が始まりました。 1枚目の写真は3年ほど前撮影したもの、2枚目の写真は3か月ほど前に撮影したものです…

東玉川小学校

世田谷区に東玉川という町名があります。多摩川の北東1~1.5km程度のところなので、まあ妥当な名称です。東玉川の北は同じく世田谷区の奥沢です。さらに、世田谷区の奥沢と東玉川は大田区の石川町と接しています。大ざっぱに書くと下記のような位置関係にな…

浮間公園の東半分は埼玉県だったお話

都立の浮間公園には浮間ヶ池(1枚目の写真)があり、この池の中ほどが板橋区と北区の境目になっています。よく目立つ風車(2枚目の写真)は板橋区側です。 ではなぜここが区境なのか…。園内を歩いていると3枚目の写真のような案内図が見つかりました。 「なるほ…

地下通路の境界標

境界標は地上にあるとは限りません。地下通路に設置されていることがあります。 1枚目の写真は、地下鉄銀座線の新橋駅から新幸橋ビルディングに続く地下通路です。写真に示したように階段を上ったところに区境があり、境界標(2枚目の写真)が貼り付けられてい…

境目を歩くネコ

多摩川の近く、狛江市と世田谷区の境目に喜多見河原公園と称する公園があります。写真はその公園の中ですが、フェンスの上をネコが歩いています。 フェンスがちょうど両市区の境目になっていますので、ネコの左半身は狛江市、右半身は世田谷区ということにな…

竜閑さくら橋

昔、大手町に逓信総合博物館がありましたが、5年ほど前に閉鎖されて再開発が進められていました。かなり完成が近づいている感じで、それに先立ち3月末に、日本橋川を渡る「竜閑さくら橋」が開通しました。 1枚目の写真は、橋の南側です。再開発ビルは未完成…

今川小路

千代田区と中央区の境目は、いかにも裏通りといった感じの路地です。特に山手線の高架下は薄暗くて、何ともいえない雰囲気です。この路地は龍閑川を埋め立てたもので、今川小路という名前がついています…いえ、正しくは「ついていました」なのかもしれません…

南北ふたつの「区境」バス停

都内に「区境」というバス停があります。それも2か所。不思議なことに2か所とも北区と板橋区の境目付近です。 便宜的に北の「区境」バス停と南の「区境」バス停と呼ぶことにします。 ●北の「区境」バス停1枚目の写真は、赤羽北二丁目(北区)と小豆沢四丁目(板…

街中の造形物

地図を片手に金町駅から昔の水戸街道をたどっていたら、写真のような建物がありました。 勝手口のようですが、ガス管やエアコンの配管が横切っていて出入りが大変そうです。よく見ると、扉に取っ手がありません。扉を撤去して埋めてあるような感じでもありま…

歩道に刻まれた区境

境目は一般的に境界標が無いとよくわからないものですが、中には強く自己主張している境目もあります。今回は歩道に刻みこまれている例です。 1枚目と2枚目の写真は亀有三丁目(葛飾区)と中川一丁目(足立区)の境目です。ここはザ・レジデンスという集合住宅の…

境目

もともと地面は地球そのものであって誰のものでもないはずですが、人間が地球上に発生してからは人間が所有・管理していることになっているようです。その結果、たくさんの国が存在し、日本の場合だと都道府県があり、市区町村があり…ということになっていま…

残された階段

東京圏郊外のとある住宅街を歩いていたら、不思議な光景が目に留まりました。階段の上に単身者用アパート(8部屋)が建てられているのですが、登ることができないのです(1枚目と2枚目の写真参照)。 実は、坂道の上の方に新しく入口を設けたので、もともとあっ…

街区表示板

「住所を書いてある板」なんて言うこともありますが、要するに写真のようなものです。よく見ると実に多彩で、同じ地区でも時代によって色、表示内容が異なっています。 1枚目と2枚目の写真は同じ区のものですが色が違います。いずれもかわいいシンボルキャラ…

環状4号線小布施坂付近

先日、環状4号線(外苑西通)の工事進行状況を見に行きました。このあたりには小布施(こぶせ)坂がありますが、この道路工事に伴ってどの程度壊されてしまうかが気になっていたからです。 坂道のてっぺんは目白台二丁目交差点ですが、数年前に来た時は無かった…