街中の空地

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私が小さかった頃は日本の高度成長期でした。街中のあちらこちらに空地があり、1枚目の写真のような光景が見られました。「秘密基地だ」とか言いながら置かれている建設機材にもぐりこんだりして遊んだものです(今思えば結構危険でしたが…)。そして、その空地には次々に建物が建ち並んでいったのです…。まさに拡大・成長の時代でした。

 

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それから何十年か経過した現在、2枚目の写真のような空地が増えつつあります。「空地? 北烏山1-■広場と書いてあるし、区が整備しているのではないか?」とご指摘を受けそうですが、3枚目の写真(この「広場」の入口)をご覧ください。どう見ても住宅の跡地ですね。おそらく、ここに住んでいた方が亡くなって、相続も実質的にされず、区に寄贈された…というようなことなのだろうと思います。袋小路のいちばん奥ですから買い手がつかず、仕方なく「広場」として開放しているのでしょう。

都心であればこのようなことはないと思いますが、郊外ではこの手の話が今後どんどん増えていくことでしょう。高度成長期とは別の意味で街中のあちらこちらに空地がある時代になってきたのだなと感じます。

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ところでこの広場は世田谷区ですが、生け垣の向うは杉並区です(4枚目の写真)。区境なんですね!
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オチはこれですか…。