水元公園の所在地は?

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1枚目の写真、とても広々とした風景です。どこまでも続く…といった感じです。

2枚目の写真、霧が出たらとても幻想的でしょうね。

 

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3枚目の写真、奥の橋のデザインをちょっと変えると中国の庭園のような雰囲気です。

…種明かしですが、いずれも都立水元公園で撮影したものです。23区内というとビルだらけという印象があるかもしれませんが、想像以上に多様だという例です。

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ところで2枚目と3枚目の写真ですが、「おそらく」都県境(東京都葛飾区と埼玉県三郷市)です。あいまいな表現に引っかかるものを感じるでしょうけれど、実はこのあたり都県境が未定なのです。

2枚目の写真、対岸の林は「埼玉県立みさと公園」です。都県境は水面(小合溜)のどこなのか未定です。ただし双方の陸地面積には影響ありません。

やっかいなのは3枚目の写真です。これは案内図(4枚目の写真)注記「現在地」の左上にある「水辺」という文字付近の水路と橋です。小合溜の延長線上ですからこの水路を都県境とするのが自然ではありますが、この水路の北側(金魚展示場、水辺のさとがあるところ)が埼玉県なのか東京都なのか未定なのです。

もともと金魚展示場などがあったところには都立水産試験場がありその跡地を整備したわけですから東京都ということになりそうですが、小合溜の排水に関して三郷市葛飾区の間でいろいろあったらしく、話は単純ではないようです。

 

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案内図(4枚目の写真)の片隅には公園概要(5枚目の写真)が記載されていますが、「都立公園の所在地として埼玉県が含まれることを否定はしないが、管理元は東京都だぜ(だからここは東京都だぜ)」という意思を感じてしまいます。このせいか、金魚展示場などがある区域から三郷市側へ出ることはできません。利用者にとっては面倒なだけなのですが…。