目黒川と中央環状線

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東海道品川宿の近くに荏原神社(1枚目の写真)があります。しかし参道は目黒川に対して斜めになっており不自然です。

実は昔、目黒川は大きくうねっていて、荏原神社の裏(北側)を流れていました。改修で川をまっすぐにしたために参道が断ち切られ、その代わりに鎮守橋(2枚目の写真)を架けたというわけです。改修工事の竣工は1940年…と現地の石碑に刻まれていました。

 

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それでは…ということで神社裏の旧河道を歩いてみました。3枚目の写真は子育地蔵ですが、目黒川はこのすぐ裏(南側)を流れていたそうです。改修前の目黒川は台風のたびに氾濫して子供がおぼれて死んでしまったため、供養のため1921年建立したものだとか…。

 

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4枚目の写真は子育地蔵のすぐ裏の道、すなわち昔の目黒川です。ネコがいたので遊んでもらおうとしたのですが、めんどくさそうな表情をしたままで(5枚目の写真)、そのうち立ち去ってしまいました。自分に素直なところがネコの魅力ですね。

本日のお話はこれでおしまい…中央環状線はどう関係があるかですって? 目黒川(1枚目の写真)の真下を高速道路が走っているのです。とてもそうは見えない風景ですね。