私の「大好きな街角、風景」として、「境目」があります。(こういう好みはなかなか理解してもらえないのですが…)
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【境目】https://me38a.hatenablog.com/entry/2018/11/15/201015
上記の投稿は世田谷区の西の方(狛江市との境目)のお話です。そこで今回は世田谷区の北の方のお話をしたいと思います。
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世田谷区は京王線代田橋駅の近く(甲州街道大原交差点の50mぐらい東)で、渋谷区と杉並区に接しています。3本の境界線が一点に集まっているので、私は勝手に「三重点」と呼んでいます。水と同様ですね。(「トリプルジャンクション」と呼んでいる専門家もいらっしゃいます。)
さて、1枚目の写真は甲州街道の北側です。ビルとビルの間にすきまがあります。ここが区境です。上記の引用投稿のように境界標の矢印どうしが先端をぶつけ合っていればわかりやすいのですが、ここの区境はあまり明確ではありません。
では甲州街道の南側はどうなっているかというと2枚目の写真の通りです。歩道の上に境界線が引かれているとわかりやすいのですが、それもありません。ただ、3枚目の写真はいかにも「境目」といった雰囲気です。
4枚目の写真は、甲州街道の南側から見た(3枚目の写真と同一地点より撮影した)状態です。1枚目の写真の「ビルの谷間」が見えます。つまり、この写真の中に間違いなく三重点があるわけですが…甲州街道に立ち入るわけにもいかず、三重点そのものに接することはできません。残念です。
ここから世田谷区(と杉並区)の区境は甲州街道の真上を進みます。甲州街道は江戸時代からあった道で、それを境目にするというのはごく自然な発想ですね。