建設史によると、半蔵門線は隅田川を渡ったあと半径203m左曲線で松永橋に向かっています。このあたり、既設構造物が支障したような記載はありません。
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Daiwaリバーゲート(中央区)前から見た江東区側です。半蔵門線は、私の真下から奥へ向かって走っています。
左手前に集合住宅があり、首都高速道路との間に4階建ての建物がありますが、この下を半蔵門線は走っています。
写真の奥にDaiwaリバーゲートが見えます。半蔵門線は、奥から右手前に向かって半径203mの曲線を曲がり始めます。クリーム色の建物の下を走っていることになります。
写真3と同一地点から見たところです。半蔵門線は、左手前から奥に向かって建物の下を走っています。
写真4の建物の反対側が左に見えます。半蔵門線は、左奥から右へ向かって曲がりながら走っています。ところで写真右下に白い板が立っていますが、これを拡大したものが次の写真6です。
半蔵門線の位置に関する決定的な証拠です。この表示板の右方14.9mの場所に半蔵門線(11号線)のシールドトンネルがあります。
右側に四角い大きな建物(MSC深川ビル2号館:2008年竣工)が見えますが、半蔵門線は半径203mの曲線で斜めにこの建物の下を突っ切り、手前に向かっています。基礎杭は半蔵門線トンネルと干渉しないようになっているはずです。写真6の表示板記載の2001年度(平成13年度)時点では2階建ての倉庫だったため、建設史には基礎杭が支障するような記載がないと考えられます。
ここにも半蔵門線の位置に関する証拠がありました。
松永橋のすぐわきにある交差点ですが、正面に見える白い建物と川の間あたりを半蔵門線は走っています。
松永橋の北90mほどの場所(仙台堀川北岸)から松永橋を見たところです。ここにも表示板があり、9.7m右側に半蔵門線のシールドトンネルがある旨記されています。
今回は表示板があったためにかなり正確に半蔵門線の位置特定ができましたが、このような表示がないと全くわかりません。