今回記すのは15号車クハ5215で、モハ5114とペアを組む車両です。
写真1~2 東側面(1984年)
車体に関してはモハ5114と変わりません。
こちら側の床下には、供給空気溜、可溶器(ヒータ用)、接地開閉器などが艤装されています。
妻面に関しても、特にモハ5114と違うというほどのものはありません。
写真4~5 西床下(1984年)
こちら側の床下には、制御空気溜、中継弁、M制御弁、補助空気溜、付加空気溜などの空気関係機器が艤装されています。
モハ5114(自重33t)に機器を集中的に艤装しているため、クハ5215は自重23.5tとかなり軽くなっています。平凡なMc+Tc編成です。
参考資料
1.「日車の車輌史 写真・図面集-台車編」鉄道史資料保存会(2000年)
2.松原淳「福島交通」「鉄道ピクトリアル1987年3月臨時増刊号」P.152~155 鉄道図書刊行会(昭和62年)