今回は銀座線の上野車庫線についてです。営業用ではないため、掲載されていない地図も多いようですが、参考資料1には明確にその経路が記されています。上野駅の浅草寄りで本線から半径250m左曲線で分岐してほぼ直角に向きを変え、あとは車庫までまっすぐです。
コマ番号53「第19圖 淺草新橋間線路平面及従斷面圖」(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1235045/53)
コマ番号177「第154圖 車庫線路圖」(http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1235045/177)
上野駅前の三井ガーデンホテル前から北側を撮影した風景です。左右方向に走る本線から分岐した単線トンネルは、半径250m左曲線で台東区役所の左側(西側)に向かいます。まわりはそれなりの高さを持つ建物ばかりなのに、トンネル上のこの一角だけ平屋の店舗になっており、違和感があります。
奥に見えるのが上野駅前の三井ガーデンホテルですが、そこからこのあたりまで半径250m左曲線です。平屋の店舗の裏側には駐車場しかありません。銀座線トンネルは奥から右手前に続いています。
台東区役所の西側です。自転車の右側あたりに銀座線トンネルがあります。
写真3と同地点で北側を見た状態です。道路左側の歩道の下を銀座線が走っています。画面奥に見えるのは、東京メトロの建物です。
写真4に写っていた東京メトロの建物の脇を通って北上すると、踏切があります。銀座線は55‰の勾配で地下から顔を出し、ここで道路と交差します。
東側から見た踏切です。
踏切の北側は上野の車庫です。
踏切脇の標識には電車の絵が使われています。不思議なことに、屋根上にパンタグラフが描かれています。標準化された道路標識なのでしょう。