今回紹介する区間は、川越街道を外れてから田柄川緑道に達するあたりまでです。この付近は開削工法で建設されていますが、大半が畑だったため有楽町線トンネルの位置を特定できるような建物がほとんど見当たりません。
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道路右側(東側)の茶色い壁の新しい家々は有楽町線トンネルの上に建っています。写真のいちばん奥にはメトロステージS赤塚が見えます。
写真1の場所から200mほど南下した所で、現在も畑が残っています。本当にこの真下を有楽町線が走っているのだろうか…という感じの風景です。ちなみにこのあたりは半径2000mの緩い右曲線になっており、奥(北)から走ってきた有楽町線の電車はごくわずか進路を変えます。
赤↓印を付した民家は参考資料3にも写っている(すなわち有楽町線建設以前から建っている)数少ない建物です。有楽町線は目の前の畑の下を左から右に走っていますが、とてもそのような雰囲気ではありません。
写真3のすぐ南には北保険相談所があります。この敷地の下を有楽町線は左奥(北)から右手前(南)に向かって走っています。
手前の緑色の柵は田柄川緑地(田柄川跡)です。赤↓印を付した民家の下あたりを有楽町線は奥(北)から手前(南)に向かって走っています。
田柄川緑地の北側から南側を見た風景ですが、赤↓印を付した民家の下あたりが有楽町線トンネルです。
参考資料
1.帝都高速度交通営団編「東京地下鉄道有楽町線建設史」帝都高速度交通営団(平成8年)
2.国土地理院航空写真「CKT7415-C21A-25」(1975年)