この博物館(写真1)は1933年に大礼記念京都美術館として開館しました。戦後、駐留軍により接収されましたが、1952年からは京都市美術館として再開しました。しかしD51蒸気機関車よりも古いこの建物は老朽化が目立ち、2017年にいったん閉館して大規模改修工事することになりました。
写真2は、大規模改修工事が完了して京都市京セラ美術館としてリニューアルした姿です。元の姿を修理復元しているのは当然ですが、建物の前(西側)が大きな谷になり、地下1階が見えるようになりました。なんとも不思議な浮遊感があります。
メインエントランスは地下1階になり、地上1階の扉をじっくり見ることができるようになりました。
写真4は南から北を見た状態です。左側には「京セラスクエア」と称する大きな谷状の広場が見えます。
メインエントランスから入って階段を登ると中央ホール(写真5)に出ます。突然目の前に広がる白い空間に圧倒されると共に、体全体が軽くなるように感じます。この空間を通り抜けると東エントランスに出ます。通行に際して入館料はかかりません。リニューアル前は大陳列室だったそうです。
中央ホールから北回廊の入口を通り抜けて中庭だったところへ出ると…外部空間が内部空間になっていました。建物の外壁が見えるのですが、ここは内部であるという不思議な空間です。ガラス天井から降り注ぐ光が心地よく感じられます。
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快適な空間に生まれ変わった京都市京セラ美術館。建物を見るだけでも十分楽しめます。
以上
さかいめ さかιゝ さかτゝの
さかτっ さかてつでした…