北海道の雄別鉄道キハ49200形(→関東鉄道キハ760形)は床下排気でした。雄別鉄道においてこの改良増備形という位置づけだったキハ100形(→関東鉄道キハ810形)は当時の国鉄気動車と同様、屋根上排気に変更されました。
まず写真1と写真2は外観です。乗務員室扉が開いていますが、その左上に屋根上の排気口が見えます。ここから排気ガスが吹き出ます。ところで、雨が降ると排気口に雨水が入ります。この雨水はどうなるのでしょうか…
まあ、そんな複雑なからくりがあるわけではありません。写真3と写真4をご覧になればわかると思います。水平方向に走っている丸い管がディーゼル機関からの排気管です。四角い断面の排気管(いわゆる煙突)がここから屋根上に向かって立ち上がります。両者の接続部付近をよく見ると細くて丸い管が取付けられています。これが排水管です。何のことはない、屋根上から入り込んだ雨水はこの排水管から抜けるのです。
以上
さかてつでした…