北海道の雄別鉄道からやってきた気動車…関東鉄道キハ760形(その3)

 よくよく見ると理由のわからない構造ってあるものです。

写真1 キハ761の燃料タンク覆い

写真2 キハ763の燃料タンク覆い

 写真1と写真2、いずれにもU字形のものが写っていますが、これは燃料タンクの覆いです。下部が斜めに削られていますが、雄別鉄道時代ここは削られていませんでした。関東鉄道は雄別鉄道より車両限界が小さいのか?と思い、反対の車側の状態を確認しました。

写真3 キハ761

 写真3は、写真1および写真2と反対の車側です。燃料タンク覆いのこちら側は下部が斜めに削られていません。よく見ると車両の左右中心に対して燃料タンク覆いの中心がずれており、こちらの車側は車両限界と干渉していないからだ…と思いましたが、ずっと奥に見える四角い箱(蓄電池箱)の下部はどう見ても写真1および写真2よりも突出しています。さて、そうなると燃料タンク覆いだけ下部を斜めに削る理由はいったい何なのでしょうか。謎です。

写真4 流し

 話は変わりますが、写真1にはホースが写っています。そして写真4には流しが写っています。いかにも手作りといった感じですね。地方私鉄にはこのような手作り品がたくさんあったものです。

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さかてつでした…