写真を整理していたら、1984年に撮影した写真が出てきました。
ところで、表題を見て「間違っている。京急蒲田駅が正しい。」と思った方も多いことでしょう。しかし京急蒲田駅になったのは1987年で、それ以前は京浜蒲田駅と称していたのです。
羽田方面から来ると、写真1のように線路は合流して単線になります。
ごりごりごりとフランジをきしませながら、写真2のようなとんでもない急曲線で第一京浜を横切ります。路面電車の雰囲気です。
曲がり終わるとそこが京浜蒲田駅です。
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今から30年前、1993年には羽田空港ビッグバード(今の第1ターミナル)が開業し、一気に近代的になりました。しかし、当時羽田の空港へ京浜急行は乗入れておらず、軌道系交通機関としては東京モノレールしかありませんでした。
その後、1990年代終わり頃になってようやく京浜急行が羽田空港ビッグバードの地下まで伸びました。しかし空港線そのものは写真1~3のような状態でした。
21世紀に入るといよいよ高架化工事が始まり、10年少々かけて現在の状態になりました。
本線、空港線いずれも写真4のごとく上り線と下り線が2段積みになっています。本線の横浜寄りには待避線もあります。
写真5は写真2と同じ場所ということになりますが、すさまじい変化ぶりです。ちなみに空港線は次の糀谷駅まで単線並列となっており、上段と下段、いずれの線路も上り列車と下り列車が走ります。糀谷駅の西側に両渡り線があるので、対向列車の通過を待つこともあります。
ここに踏切があったんですねぇ…
以上
さかてつでした…