写真1の正面に「指定席券売機」と記された紙が貼られた太い柱があります。今まで意識していなかったのですが、これは直上を走る首都高速道路の橋脚です。
左側に見えるのが埼京線の大宮方面行電車で、橋脚の「右側」が大崎方面行電車の停まるところです。昔、埼京線プラットホームが南方にあった頃、埼京線の大宮方面行電車はもちろん、大崎方面行電車もこの橋脚の「左側」を通過していました。
写真2は東横線の駅がまだ地上にあった頃です。写真奥に首都高速道路とその橋脚が見えますが、これこそ写真1の橋脚です。写真3は東横線の駅が撤去された跡の状態ですが、首都高速道路の橋脚の状態がよくわかります。埼京線プラットホームはまだ現在の位置に引っ越してきていません。
埼京線プラットホームを山手線と並べるためには(=JR駅の幅を広げるためには)、東横線の駅を撤去してその用地を一部転用する必要があったわけですが、首都高速道路の橋脚は動かすわけにはいかなかったので、結果として埼京線プラットホームを上下方向に貫く形になってしまった…というお話です。
今まで数多く利用していながら、このことをきちんと認識できていませんでした。物事はよく考えながら見ないと何も見えていない…ということを改めて感じた次第です。
以上
さかてつでした…