境目の標識は、だいたい下記のようなものです。これは世田谷区と三鷹市の市区境の例です。→ 境目
ところで、あるところを歩いていたら「↑境内地」と記された標識を見つけました。
写真1の標識は写真2中の赤↓印のところに埋め込まれています。写真2中の黄←印は、写真1「↑境内地」の↑印方向を示しています。
写真2には写っていませんが、実は観音様の左側にもうひとつ「↑境内地」標識(写真3)があります。
略図4は、これらがどのように配置されているか示したものです。
一般的な境界標は、↑印の先端がその境目を示しています。その考えに基づくと、2本の青い線の内側が境内ということになりますから、「↑境内地」は敷地外ということになってしまいます。しかしお寺の敷地外にお寺の境界標があったら、その土地の所有者は黙ってはいません。
常識的に考えると「↑境内地」標識はお寺の敷地内のはずです。つまり2本の赤い線の内側が境内ということになります。写真1と写真2をよく見ると「↑境内地」の手前側アスファルトに何となく境界線のようなものが浮き出しています。どうやらこのあたりが境目のようです。
ちょっと違和感のある境界標のお話でした。
以上
さかいめ さかιゝ さかτゝの
さかτっ さかてつでした…