HOゲージA4判レイアウト(その3)

今回は「保守性を考慮した構造って大切なんですね」というお話です。

 

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だいたいこのような書き方をしている時は、その著者は何らかの失敗をしていることが多いものですが、まさにその通りです。1枚目の写真は(その1)に記した建設中のレイアウトですが、どのようなことが発生したかおわかりいただけるかと思います。補足説明すると下記のようになります。

 1)線路周辺の石畳はVOLLMER製品(当時はスポンジ製)を使用
 2)石畳の下地にはt0.5プラ板を使用
 3)プラ板はレールの継目を考慮せずに連続貼付
    ↓(数年経過)
 4)経年劣化でスポンジ製石畳がボロボロ
 5)プラ板もろとも石畳を剥離、廃棄
 6)ついでに線路配置を全面変更(これは経年劣化とは関係なし)

 

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で、このようなことを繰り返すまいと、A4判レイアウトで保守性を考慮した構造を試作してみたのです。2枚目の写真に示した通り、線路周辺に限らず、すべての石畳をはがすことができます。

しかし、PS(ポリスチレン)は溶剤に弱いですね。反ってしまいました。ゴム系接着剤を磁石シートに塗布した後、「溶剤を揮発させてからプラ板に圧着させることが重要」ということを改めて認識させられました。

ところで、インファンド軌道においてレール交換をする場合ってどうするんでしょうね? 保守性を考慮した構造と言えるんだろうか…と余計なことを心配しています。