電車の乗車率を簡単に知るには

電車の乗車率(混雑率)に関して、国土交通省から下記が公開されており、その中に「混雑率の目安」というイラストがあります。

「混雑度の目安 三大都市圏における主要区間の平均混雑率・輸送力・輸送人員の推移」

ただし、日々乗っている電車に関してもう少し定量的に知ることはできないか?と思い、ちょっと考えてみました。

 

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写真は、世界最大級の鉄道会社が某都市の環状路線に走らせている標準的な電車です。この車両(中間車)の定員は162名です。

さて、この車両を「扉の中心線(赤い線)」「扉間の中央(青い線)」で次々に輪切りにすると、8つの部分に分けることができます。さらにそれぞれの部分を「レール方向中心線」で左右に分割すると、16の区画に分けることができます。そうすると、162名を16の区画に割り振って「1区画当たり10名で定員」ということになります。

1区画当たり座席は3名分(車端部)もしくは3.5名分(扉間)ですから、全員が着席していたら乗車率は30数%、座っている人を含めて1区画当たり15名であれば150%ということになりますね。