地球を二分する東経140度の線

 「東経140度」を売りにしている市があることを知りました。東経140度とは「東経が140度より小さい地域」と「東経が140°より大きい地域」の境目です。「これはすごい! 地球を二分する線なのか!」と感動しながら現地に行ってみました。調査方向としては、南極寄りから北極寄りに移動していきました。

写真1 東経140度

写真2 東経140度

 写真1は鎌ヶ谷駅の東の方にある東経140度の線です。手前が南極、奥が北極になります。南極寄りは、はがれてしまっています。写真2は道路を渡ったところにある東経140度の線です。少し北極に近づきました。

写真3 東経140度

写真4 東経140度

 写真3は、スーパーの北側から北極に向かう東経140度の線です。写真4は、道路を渡ったところをさらに北極に向かっていく東経140度の線です。この先は公園になり、東経140度の線は消えます。

写真5 東経140度

写真6 東経140度

 公園を抜けると再び東経140度の線(写真5)が現れます。この先、道路と住宅とお寺と中学校とイトーヨーカドーなどが東経140度に位置しているのですが、線はありません。東経140度の線(写真6)が再び姿を現すのは市役所の脇の総合福祉保健センターと称するところです。どんどん北極に近づいていきます。

写真7 東経140度

写真8 東経140度

 写真7は、歩道上の東経140度の線です。私が立っているところは東経139.999999度ぐらいでしょうか。写真8は、東経140度の線の真上から北極方面を見たところです。

写真9 東経140度

写真10 東経140度

 写真9は、東経140度の線を見たところです。左が北極、右が南極です。写真10は、写真9とほぼ同じ場所で北極を見たところです。不動産屋さんのようにも見えます。

写真11 東経140度

写真12 東経140度

 写真11は、新鎌ヶ谷駅南方です。奥が北極です。向こう側の歩道に、白と黒に塗り分けられたクルマが停まっています。ちょうど東経140度の線の真上です。写真12は、白と黒に塗り分けられたクルマの前の歩道ですが、東経140度の線はありません。しかし、東経140度であることは間違いないと思います。

写真13 東経140度

写真14 東経140度

 写真13は、新鎌ヶ谷の駅前広場です。東経140度の線の奥には案内板があります。そういえば、歩道から東経140度の線が持ち上がっています。写真14は、持ち上がった東経140度の線が再び歩道に降りてくるところです。だんだん北極が近づいてきます。緑色の街灯は東経139.9999999度ぐらいのところに立っているようです。

写真15 東経140度

写真16 東経140度

 写真15は、写真14の街灯から北極を見たところです。向こう側の歩道にも東経140度の線があります。写真16は東経140度の線です。南極がよく見えます…と思います。

写真17 東経140度

 写真17は、さらに北極寄りにある公園の前の東経140度の線です。

 この先さらに歩いていくと北極にたどり着くと思いますが、時間がかかりそうなのでここで打切りました。なんといっても地球を二分する線です。この市としてもかなり力を入れて線を引いたようです。

 ところで、東経140度、東経141度、東経142度…いずれの線も地球を二分します。もっと細かく東経140.1度、東経140.2度、東経140.3度…いずれの線も地球を二分しますね。いくらでも細かくできます。そうです、地球を二分する経線は無数にあるということを再認識させられました。東経140度の線だけが地球を二分するわけではありません。

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さかてつでした…