千駄ヶ谷駅付近に新宿区と渋谷区の境目があります。このあたりは渋谷川の源流が区境になっています。
1.空中写真
まず、現地の空中写真からです。
写真1の樹木が茂っているところは新宿御苑です。苑内を通ってきた区境は、①地点から新宿御苑の外に出ます。渋谷川は暗渠になってしまって見えません。区境は外苑西通と中央線を横切っていきます。
写真2は30年ほど前の写真です。建物②が建設中であることがわかります。
写真3は3/4世紀ほど前の写真です。アメリカ軍撮影だけあって、なかなか鮮明です。外苑西通と渋谷川が交差している状況がはっきりとわかります。
【注記】本書掲載の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」の写真データを著者が編集・加工したものです。
2.現地の状況
写真4と写真5は写真1中の①を外苑西通の方から見た状態です。黄色の↑印は、新宿区の基準点(写真7参照)がある場所です。つまり、黄色の↑印は新宿区ということになります。一方、左側の電柱には千駄ヶ谷の住居表示板が取付けられていますので渋谷区です。
写真6と写真7は、新宿区の基準点(黄色の↑印)を拡大したところです。この地点は新宿区ということになります。
写真8は①付近を角度を変えて撮影したものです。黄色い←印は写真7に示した新宿区の基準点です。一方、赤い↓印は写真9の境界標です。
この道路は新宿御苑の一部で、新宿区ですが、写真9の境界標があるところ(赤い↑印)は渋谷区です。私が立っているあたりを渋谷川が流れていたようです。
以上
さかてつでした…