本日は、1㎜、2mmという寸法に苦しみました。
1枚目の写真は、建物の下を貫通するトンネルです。デザイン的に素直だからという理由で半円アーチに削って、車両を通そうとしたら…曲線偏倚したパンタグラフの舟がアーチにぶつかります。アーチを上方に拡げると建物としてのバランスが崩れます。仕方ないので半円アーチ上部を埋めて削り直し、2枚目の写真のように扇形アーチにしました。これならパンタグラフの舟はぶつかりません。
次にトンネル内壁をストレートに作ったら、車両と壁のすきまが1㎜あるかないかという状態になってしまいました。そこで、3枚目の写真のごとく内壁を「く」の字形に改造して余裕を確保しました。天井は複雑な形になってしまったため、現物合わせででっち上げました。左側にころがっているのは失敗してオシャカになった天井部材です。
出来上がった建物ベースをレイアウト本体に取り付けた状態が4枚目の写真です。
5枚目の写真は建物窓部の裏側ですが、深いこと考えずに補強を入れたら収納時に相手側の架線と干渉してしまいました。結局、補強を薄く削り直すというめんどうな話に…。
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1mm、2mmという寸法に苦しむのは、R40というとんでもない急曲線、厚さ60㎜に裏表両側のシーナリーやストラクチャーをすべて収納するという制約が原因です。何でこんなことで一日中苦しまなければならないのかと思いながらも、それを解決していくところに趣味のおもしろさがあるんですね、きっと。