HOゲージA4判レイアウト(その12)

今回は「模型は、スケールに近けりゃいいというわけではない」というお話です。

 

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1枚目の写真に示したように、真鍮板に六角ナットをはんだ付けして台座とし、パイプと平角棒などからつくった架線柱をはんだ付けして…これらをベーク板に接着しました。

 

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さらに2枚目の写真のようにΦ0.4洋白線をトロリ線としてはんだ付けして完成。「実物の170mm2トロリ線はΦ15.5程度で、スケール通りだとΦ0.18。それに対して模型はΦ0.4とほぼ2倍。レールも100番でスケールの2倍ぐらいだから、まあバランスが取れるだろう。」などと訳の分からない理屈を持ち出してひとりで納得していました。

 

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さあ、試運転だということでハノーファ市電を線路にのせてみると…ありゃ、3枚目の写真のような状態に…。トロリ線は、パンタが上昇し切った位置から2mm程度下のところに張ったのですが、トロリ線の剛性がパンタ上昇力に完全に負けています。これでは架線柱付近でパンタが押さえられて走行抵抗が大きくなり、スムーズに走りません。

 

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やっぱり昔作ったΦ300レイアウト(4枚目の写真)のようにΦ0.7ぐらいの太いものにしないとダメですね。当時なんでこんなに太くしたのか、思い出しました。(^_^;