東京駅の北側、住所で示すと大手町二丁目になりますが、煉瓦でできた高架橋があります。東京駅と旧万世橋駅の間に1919年(大正8年)建設されたそうですが、1世紀に渡って線路を支えているんですね。
このあたりは中央線高架化に伴い削り取られましたが、おかげで内部構造がよくわかります。北側(1~2枚目の写真:常盤橋架道橋)の橋台は煉瓦で表面を造り、そのあと内部にコンクリートを打ったことがわかります。骨材は砕石ではなく砂利ですね。
それに対して南側(3枚目の写真)の橋台は奥の方まで煉瓦です。こちらの方が若干古いということなのでしょうか。
外観は煉瓦積みに見えても実は違っているんですね。
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余談ですが、この高架橋の東側に回ってみるとずいぶん高いところに住居表示板が貼り付けられていました(4枚目の写真)。5年ほど前撮影した写真(5枚目の写真)と比較すると耐震補強工事したことがわかりますが、だからといってここまで高くしなくても…と思いました。