写真1は、都道319号線(環状3号線)の上をまたぐ都道413号線です。左側(西側)が青山墓地、右側(東側)に日本学術会議と国立新美術館があります。ちなみに国立は「くにたち」ではなく「こくりつ」です。
さて、この都道413号線の中央には境界標記があります。都県境の標記、市区境の標記はそれほど珍しくありませんが、ここにあるのは町境の標記です。
写真2と写真3が町名の境界標記です。西側が南青山二丁目、東側が六本木七丁目ですので、南側と北側では左右入れ替わっています。気になるのが、塗装の傷み具合の差です。南側は直射日光によりかなり劣化が進んでいます。
さて、南青山と六本木、いずれも港区です。そしてこの道路、都の管理です。例えば西側が神奈川県の県道、東側が東京都の都道ならば、このような標記は重要でありましょう。同様にこの道路の西側が港区南青山二丁目の所有&管理、東側が港区六本木七丁目の所有&管理…ということなら理解できますが…この道路は東京都の所有&管理です。一体どういうことなのか…謎です。
【余談】
写真4と写真5は、2階建になっている都道413号線の上層階(道路)へ登る歩道です。写真4は10年近く前に撮影してあったものですが、いつの間にやら「SLOW 自転車減速」という標記が追加されています。しかしこの標記を見ながら走る自転車は勾配を登っていく必要があるわけで、わざわざこんな標記を取付けるまでもなく自然に減速します。
勾配を登り切ったところにも同じ標記がありましたので、あまり深いこと考えずに、勾配の上下に取付けたのでしょう。「半分の経費で足りたのに…」と思いました。
【さらに余談】
都道413号線は2階建て構造で、さらにその地下には地下鉄千代田線の乃木坂駅があります。道路に突き出た換気塔から「まもなく、代々木上原行きの電車が参ります…」などという駅構内の案内放送が聞こえてきます。知らないと、地底から響いてくる案内放送にびっくりするかもしれません。
以上
さかいめ さかιゝ さかτゝの
さかτっ さかてつでした…