地下鉄の駅にあるよくわからないサイン

 一部の地下鉄の駅(結構あちらこちらの駅)の入口には、写真1のようなものが取付けられています。

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写真1 道路用コーン利用のオブジェ?

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写真2 こちらは本物のコーン

 たまたまある日、写真1と同じ駅に行ったら、写真2のように本物の道路用コーンが置かれていました。写真1は見れば見るほど「道路に置くコーン(写真2)を利用したオブジェか?」と思ってしまいます。あるいは床屋さんの店頭に置いてある「ぐるぐる」のようにも思えます。

 実はこれ、「動くシンボル」と称するもので、都営地下鉄大江戸線環状部開業に際して整備されたものです。「地下鉄12号線環状部駅周辺サイン計画検討委員会」なるものが組織されて各種のサインが定められ、駅付近に設置されました。各種サインのうちの1種類がこの「動くシンボル」です。

 ところで大江戸線の環状部(都庁前~新宿)開業はいつかという話ですが、図3と図4に記載の通り、2000年です。

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図3 大江戸線開業年(その1)

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図4 大江戸線開業年(その2)

 正直に申すと、私が上記のことを知ったのは3~4年前です。それまでは「何かのオブジェか? その割にはあちらこちらで見かける気がする…」程度にしか思っていませんでした。しかし、この「動くシンボル」と称するサインから地下鉄は…残念ながら連想できません。少なくとも私は、地下鉄に乗る時にこのサインを探したりすることはありません。

 ちなみに写真を撮影した駅は九段下で、都営地下鉄としては大江戸線ではなく新宿線が入っています。適用範囲を拡大したということのようです。

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ちかてつ
さかてつでした…