『国鉄ガソリン動車用GP・GPSブレーキ装置』…電子書籍発行までの手順概略

 ようやく推敲・校正が終わり、本日発行です。

 書籍を作成する場合は、まず何に関して書くか決め、全体構成を決め、それに関する写真と資料を集め、熟読して考察し、説明本文を記し、ページ内の本文と写真と図表の割振りを決め、全体をまとめます。ここまで来ると一応書籍の体裁にはなりますが、実はバグだらけです。ここからが大変です。

 著作権侵害になっていないか、肖像権侵害になっていないか、想定する読者に適合した書き方になっているか、技術的に誤っていないか、誤解を招く表現になっていないか、差別用語がないか、用語の統一がされているか、写真と文章の整合性に問題ないか、誤字脱字がないか、などを徹底的に洗出して訂正…を繰返します。とりあえず全体を書き終わるまでと、そこから先の推敲・校正(デバッグ)は同じぐらい手間ヒマを要します。

 バグ曲線による管理まではやっていませんが、原稿を読み直して「要訂正箇所」が出てくるたびにノートに書き出します。これがゼロになれば、やっと発行OKとなります。結構疲れます。…で、本日発行となりました。

 今回は、GPブレーキ装置とGPSブレーキ装置に関して現在の私が知り得る限りの情報を集め、さらに考察を加えてみました。まだ解明し切れていないところもあり、新たな情報が見つかったら補遺という形にするか…と思っています。思っていたよりもページ数が多くなってしまいましたが、上下に分冊化するのもかえってわかりにくいかと思い、1冊にしました。その分、電子書籍としては価格が高めになってしまいました。

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 ところで、GPSブレーキ装置のGPSは下記を意味します。

 G:ガソリン動車用の
 P:P制御弁を用いた
 S:直通(straight)ブレーキ併用の

現在世の中でGPSという略語はGlobal Positioning System(人工衛星からの電波利用の現在位置特定システム)という意味で使われることがほとんどだと思いますが、これとGPSブレーキ装置は関係ありません。分野が変われば略号の意味も全く変わるので要注意です。

f:id:me38a:20191022195213j:plain以上
ちかてつ
さかてつでした…