真空ブレーキに関する電子書籍を書いています。
イジェクタ、エジェクタ、エゼクタ…等々、どのようなカタカナ日本語にするか迷いましたが、イジェクタにしました。さすがにエゼクトルだとドイツ語的になってしまうので避けましたが…。
真空ブレーキは、日本国内においては1世紀近く前に使用されなくなりました。そのため、具体的な構造と動作を知るのに苦労しましたが、ようやくわかりました。博物館、図書館というものは本当に重要な施設だと思います。人間の知恵と経験が保存されている場所だということを改めて認識しました。
また別のページの抜粋です。蒸気機関車はごちゃごちゃしているように見えますが、よく観察すれば自ずから機能や動作がわかります。その意味で、9850形のイジェクタの断面は本当にわかりやすくて助かりました。それに対して電気機関車やディーゼル機関車は外観的にすっきりしていますが、実は複雑怪奇です。機能や動作はツナギ図を読み解かないとさっぱりわかりません。
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真空ブレーキの各部の構造と動作まではまとまりました。あとは操作と動作、長所・短所などでしょうか。
【注記】図1および図2は、国立国会図書館ウェブサイトから引用した図を私が編集・加工したものです(著作権保護期間は満了しています)。また、写真は鉄道博物館で撮影したものです。
以上
ちかてつの
さかてつでした…