【街中の変なものが好きな方へ】行止まりの車道

 「地図でははっきりしない地下鉄の経路」を明らかにするため、地下鉄の上付近をネコのごとく歩き回っていますが、某地下鉄路線の近くで写真のような不思議な車道を見つけました。

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写真1 行止まりの車道

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写真2 行止まりの車道

 写真1の車道…行止まりです。写真2は向きを変えて撮影した状態です。縁石を路面から徐々に突出させ、赤い反射シートを貼付けてあります。写真1よりわかる通り、この先は工事中で通行止めだから…ということのようです。

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写真3 行止まりの車道

 写真3は、行止まり部から車道を見た状態です。よく見ると左側の歩道に切下げ部があり、棒が立てられています。この左側には数台分の駐車場があるので、「行止まりの車道から歩道を横切る通路」ということですね。つまり数台のクルマのために、この「行止まりの車道」が造られたわけです。

 ここまで考えて、う~んと思いました。確かに「車道」は数台のクルマのためであっても必要です。しかし写真2にように凝った「行止まり表示」まで必要なのでしょうか。要最終的には壊されて通常の車道になるわけです。であれば、途中でぷつりと工事中断した形態にしておき、「この先通行止め」と書いたバリケードをひとつ置いておけば済む話ではないかと思うのですが…。

 この「行止まりの車道」、妙に几帳面で凝った造りです。良くも悪くも日本的だなと思いました。

f:id:me38a:20191022195213j:plain以上
ちかてつ
さかてつでした…