東京スカイツリータウンは、塔と高層棟、それらを取り囲む低層棟からから成ります。低層棟4階に塔をのぞき込める場所があり、ちょうど目の前に鋼管の溶接部(写真1)があります。多少うねりながらもきれいに作業された溶接部(写真2)に、しばし見入ってしまいました。手作業のようなのです。(帰宅後にちょっと調べてみたら、やはり手作業であることがわかりました。)
溶接とは部材の一部を高温で溶融させるわけですから、少なからず変形などが生じます。1か所あたりの変形、寸法狂いがわずかであったとしても、数多くの溶接部があるため、何も考えずに作業すると塔全体としては大きな歪みになってしまいます。各溶接部のばらつきを相殺するように寸法管理するのはそう簡単ではないはずです。さらに、溶接部に不良があれば、長い年月のうちに塔が倒れる可能性さえ出てきます。
このような難しい作業を成し遂げた人たちがいて、その成果である鉄塔がここにある…。溶接部を見ながら、ものすごい職人技だと感じました。
以上
ちかてつの
さかてつでした…