1.はじめに
「東京メトロ丸ノ内線のトンネルはどこにあるか」を連載しています。
…が、今回ご紹介する区間において丸ノ内線トンネルは道路の真下にあり、したがってその真上に建物はありません。純粋に換気口だけをお楽しみください。
2.実は仲が良くないかもしれない換気口たち
細長く切った豆腐のような換気口が、10mもない間隔で仲良く並んでいます(写真1)。左側がNo.309換気口、右側がNo.310換気口です。
No.310換気口には枠が被せられ、金網が取付けられています(写真2)。さらによく見ると南京錠までついています(写真3)。「この換気口は大切なのだぞ。ゴミなど入れさせないぞ。」という強い意志を感じます。これに対してNo.309換気口の上部には何も取付けられていません。もちろん、換気口そのものにはグレーチング(鋼材を格子状に組んだ蓋)が取付けられており、ゴミを換気口に入れようとしても入りませんが、なんだか扱いに関して格差を感じます。
仲良く並んでいるように見えて、実はあまり仲が良くないのかもしれません。
3.平らな換気口
とある交差点にこの換気口(写真4)はあります。他の換気口が路面から突出しているのに対し、この換気口は歩道と同一面です。「そんなの珍しくもない」とコメントをいただきそうですが、この交差点は神田川のすぐ近くです。川が氾濫したら水は丸ノ内線トンネルに流れ込みます。もちろん排水設備はありますが…。
4.花壇のような換気口
最初これ(写真5)を見た時は、花壇かと思いました。しかし、花が全くありません。もしやと思って上部(写真6)を撮影すると…やはり換気口でした。手前には帝都高速度交通営団のSマークがあり、うれしくなりました。
5.まとめ
たかだか数100mの区間ですが、さまざまな換気口があるものです。
以上
ちかてつの
さかてつでした…